考えたこと2

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野球とベースボール
ショートというポジションは、日米の考え方が違うという点で面白いポジションらしい。

元大リーガーの野球評論家、田口が記事を書いている。
野球では、ショートというポジションは小柄で肩がいいという肉体的制約があるという。
ところが、ベースボールではそんな制約はない。
日本の野球では、すべからくゴロは正面に回りこんで捕るというのが鉄則。
しかし、アメリカではムリをして正面に回りこまなくても良い。バックハンドで捕ったらいいということだ。
その方が無駄なステップが要らず、移動距離も少なく、捕ってから投げるのにかける時間が短い。
だから、肩がそんなに強くなくても名選手になれる。

要は、日本は指導の段階でそれを潰しているとも言える。
田口はこう書く。

「 「ゴロを正面で捕る」ことは日本では疑いようのない鉄則とされているので、たとえばどこかのコーチが「無理せずバックハンドで捕れよ」と教えたら「いいかげんなことを教えてもらっては困る」と周りのコーチや、フロントの人にもいわれるでしょう。この部分の「思想」の根本的な転換がないと、日本の内野手がメジャーのショートの定位置を取る日は残念ながら来ないと思います。」

こういう違いは大きいと思う。
これらの違いが積み重なって、野球とベースボールの違いができているんだろう。
日本人は型を大事にする。
ベースボールを「野球道」にしてしまう。
だから、ショートは小柄で肩が強いという「型」になる。

テレビで大リーグの中継を見ても、日本のプロ野球とは違うスポーツのようだ。
とにかく試合運びが早い。
ピッチャーがどんどん投げる。
だから、試合時間が短い。

まあ、野球には野球のよさがあるのだが、ちょっと長すぎるといえば長すぎる。
もう少しスピード感があってもいい。

そして、選手の個性を大事にするという意味でも、ベースボールの方が上だと思う。
合理性があれば、それでやってみろという懐の深さがある。

日本では指導者の言葉は絶対的に近い。
プロ野球でも、コーチや監督の言うことはたとえ反対であっても聞かないといけない。

このあたりが、野茂が大リーグに行った理由の一つだったと思う。

野球も面白いのだが、ベースボールの方がちょっと勝っているような気がする。

これからは、高校を出てアメリカに行く人も増えるだろう。

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