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2014.10.18 Saturday
ジャズとギター
関西の大学生のジャズのコンボを聴きに行った。
みんななかなか上手だ。 残念なのは、楽しんで演奏しているように見える人が少なかったこと。 あれだけ上手なんだから、余裕を出してアイコンタクトして、演奏者どうしでコミュニケーションすればいいのに、と思う。 まあ、ホントは緊張していたのかもしれない。 それにしても、うまい。 基本はピアノトリオだ。 ピアノ・ウッドベース・ドラムス。 これがしっかりしていると、安心して聴ける。 それに管楽器が1人か2人。 サックス、トランペットあたりが多い。 数年前にスゥイング・ガールズの映画を見たが、あの時も高校のブラスバンドというと女性がメイン。 最近はほとんど女性になっている。 ということで、ジャズの管楽器も女性が多い。 ぼくらの学生時代は、女性というとフルートやクラリネットあたりで、その他は男性だったと思う。 男子が草食化したからか…。 聞いた中ではギターがいたのは2組だけ。 管楽器やウッドベースに混じると、エレキギターはやっぱり浮く。 あれは何なんだろうか。 ロック系の曲の歪んだ音のエレキギターなど、いくら大きな音を出しても、まったく迫力がない。 ピアノやウッドベース、ドラムス、管楽器などの音とは全く違う。 ひと言でいうと、存在感がないのだ。 ダイナミックレンジが小さくて、のっぺりした感じになる。 音の大きさというよりも、音のエネルギーの質が違うという感じ。 まさに浮くという表現がぴったりだ。 やっぱり楽器には得手不得手があるのだろう。 電気の力はこの場合マイナスだ。 アコースティックの音で、それを増幅したなら、まだ何とかなったかもしれない。 帰りのクルマでユーミンのアルバムを聴いた。 エレキギターがいい音をしている。 やっぱり楽器は音楽を選ぶのだろう。 いや、音楽が楽器を選ぶというべきか。 残念ながら、楽器にも適材適所というのがあるのだ。 |
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