考えたこと2

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記憶術
昨日の日曜日に試験を受けた。

57歳になって、試験を受けようという気になったのは、過去20年ほど試験を受けたことがなく、その経験を忘れていたからと言っても過言ではない。
それほどシンドかったということだ。

試験は考えるものではなく、暗記ものだった。
年齢が上がると、記憶力が衰えるというが、こんなに実感したことは初めてだ。
テキストがA4で6冊、10センチくらいの厚みになる。
その主要な部分は覚えたほうがいい、とセミナーに出た試験に合格した体験者は言う。
え、そんなんムリやんというのが率直な感想だった。

和田秀樹が人間の記憶について言っていたが、年をとると機械記憶ができなくなるという。
とにかく、読んだり、聞いたり、書いたりして覚える、というやり方ができなくなる。
だから、何も覚えられなくなるか、というとそうでもない。
エピソード記憶というのなら、歳をとっても大丈夫だ、ということだった。
何らかの物語と記憶したいものごとを結びつけると、覚えられる。

ぼくは機械記憶ができなくなる、といっても全くできなくなるとは思っていなかった。
いくらなんでも書いたり読んだりすれば、少しは覚えられるだろう、と思っていた。
しかし、全くダメだった。
読んで、書いて、聞いて、覚えたと思っても、違うことをやり始めるともう忘れている。
情けないほどダメだ。
昔なら、できたことができなくなる。
これほど歳を感じることはない。

しかし、そういうことは日常的に起こっている。
ちょっと別のことをすると、何をしようと思って今ここに来たかわからなくなる、ということがしょっちゅうある。
そう思うと、仕方ないと思える。

短期間の機械記憶がダメだから、方針を変えた。

一つは長期間、それに触れるということ。
教科書を読んで、ボイスレコーダーに入れ、それを何度も聞く。
寝る時に聞くのはもちろん、スポーツクラブで泳ぐときにも聞いた。
感触的には泳いでいる時に聞いたのは、わりと覚えたような気がする。
泳いでいる時というのは、普通はややこしいことは考えられないので、聞いたことを覚えていたりする。
あの時に聞いたなあ、ということでエピソード化されるのだろう。
何か手を動かしている時に聞く、というのはいいと思う。

それと自分の体験に結びつけて覚えるのは、やはり覚えやすい。
これがエピソード記憶というやつだ。

昔は一夜漬けで何とかなったが、もう全くムリだということがよくわかった。
50を過ぎた人で、これから勉強しないといけない人は要注意。

一夜漬けなら、ほとんど全部忘れています。



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