考えたこと2

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宇宙エレベーター
宇宙は遠い場所だが、それが近くなるかもしれない。

なぜ宇宙が遠いかというと、地球の重力を振りきって飛び出ていくのに大きなエネルギーがいるからだ。
おまけに、宇宙では酸素がないから、ジェットエンジンは使えない。
今のロケットはその重量の94%が燃料だという。

でも、それを大幅に楽にする方法がある。
宇宙から紐を垂らして、そこを登っていくのだ。
宇宙エレベーターという。
これが実現すると、宇宙は身近なところになってくる。

何が難しかったかというと、その紐である。
だいたい、地上から360キロメートルのところに静止衛星があるから、そこから紐を垂らすということになる。
こういうと簡単に聞こえるが、簡単ではない。
簡単ならもうやっているだろう。

難しいところは飛ばして、要するに破断長(紐が自重で切れてしまう限界の長さ)が5000キロという紐が材料的には必要になるらしい。
鋼鉄でも50キロ、炭素繊維でも250キロで切れるということだ。
つまり、強度がまだまだ足りない。

でも、ここに画期的な材料が出てきた。
それがカーボンナノチューブ。
炭素の原子を円筒状に並べたものだが、理論的には破断長が1万キロらしい。
これはスゴイ。そんな材料があるのなら、すぐに作ればいいと思うのだが、そうもいかない。
今できるカーボンナノチューブは最長で55センチ。
中国の大学の研究者が作った。
ところが、宇宙エレベーターに必要な長さは10万キロらしい。
紐を垂らすだけでは衛星が引っ張られてしまうので、反対側にも伸ばさないといけないらしい。

55センチと10万キロというと、だいぶ差がある。
55対1000万だから、20万倍ほどだ。

でも、考えようによっては、人間が数えられる程度の差だから、どこかでとてつもない技術ができれば、一気にいけるかもしれない。
あと100年もすれば…、という感じだろう。

これで人類にとって宇宙が身近なものになるかもしれない。

22世紀の話だろうなあ。


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