考えたこと2

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グローバル化
グローバル化の定義にはいろいろあるが、移民が増える、というのもグローバル化の一つと言っていいと思う。

安い労働力を求めて、企業が世界中に工場を作るのと似ている。
仕事が少ない国から、多い国に働きに出てくる労働者が先進国では増えている。
日本はその例外だが…。

欧州でも移民が増えている。
ロンドンに着いて、ホテルに連れて行ってくれるガイドさんが、ロンドンの人口の半分が移民だという。
イギリスはEUには加盟していないが、EUができて移民が増えたらしい。
そう思ってみると、見るからにイギリス人という人は少なく見えてくる。
アフリカ系や中東系の人たちが多いと思ってしまう。

イギリスはヨーロッパでも経済的には成功している国らしい。
だから、稼ぐために海外から人が来る。
そうすることによって、安い賃金で働く人が増え、また経済が活性化する。
それがイギリス人にとって良いことかどうかはわからない。
どこの国でも、移民に反対する人がいるのはそういうこともあるのだろう。

ガイドの人は、移民が増えたために、古き良きロンドンがだいぶ変わったという。
イギリスの伝統である、マナーが悪くなったのが第一。
次の人のために、ドアをおさえて待っていたり、いいサービスをしてもらった時にチップを渡したり、交通ルールを守ったりするというマナーだ。
たしかに28年前に比べるとそうかもしれない。

それでも、街なかでクラクションは聞かないし、電車では席をちゃんと譲る。
地下鉄は日本より一回り小さいが、混んでいても自転車を持って乗ってきたり、ベビーカーを持って乗ってきたりするが、みんな嫌な顔をしない。
お年寄りが立っていると、ちゃんと声をかけて席を譲る。
それが当たり前、という社会のコンセンサスができている。

28年前は地下鉄になど乗っていなくて、もっぱらクルマだった。
訪れた街もバーミンガムというところだった。
それでも、クルマのマナーは良かったし、20メートルくらい離れた廊下でもドアを手で押さえて待っていてくれた。
それがイギリスなんだといたく感動したのを覚えている。

今回のロンドンでも、それは本質的には変わっていないと思った。

例えは悪いが、腐っても鯛だ。

さすが、グレート・ブリテン。



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