考えたこと2

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アメリカの参戦
刑事フォイルという第二次大戦中のイギリスを舞台にした刑事ドラマのことは、こないだ書いた。

このドラマ、第二次大戦中のイギリスとアメリカの関係がよくわかる。
第4シーズンからは、アメリカが参戦した時期になる。

アメリカがイギリスに来て、ドイツと戦うために駐留する。
アメリカの軍隊は遠くイギリスまで来たくない、というのが本音。
イギリス人に対しては、来てやったと思っている。
そんなことは、いままで考えてもみなかった。
アメリカはイギリスを助けようという思いが強かったのだと思っていた。

日本の真珠湾攻撃がなければ、アメリカはヨーロッパ戦線には来なかったかもしれない。
ドラマの中でイギリス人が言っていた。
「真珠湾がなければ、アメリカ人は来ていないだろう」

チャーチルは日本が真珠湾攻撃をしたことを聞いて、とても喜んだらしい。
これでアメリカを参戦させることができる、ということだ。
それほど、ドイツは強かった。
イギリスとフランスが束になってかかっても、全く相手にならなかったようだ。

ドラマの中では、食糧難のイギリスに突然出来た米軍基地には、たくさんの食べ物があった。
戦後の日本と同じく、アメリカは豊かだった。
豊かだったから、アメリカ国民はややこしい戦いに巻き込まれたくなかったのだろう。
アメリカ兵士の中には、どうしてアメリカ人がイギリスを守らないといけないのか、という人もいる。

結果的に、連合軍にアメリカがいたから、第二次大戦は連合軍の勝利となった。

アメリカのルーズベルト大統領は、真珠湾の奇襲があったから、アメリカの世論を第二次大戦に巻き込むことができた、とも言えるだろう。

日本の第二次大戦は、太平洋でのアメリカとの戦いだった。

でも、ヨーロッパのフランスやイギリスは実質的にはドイツとの戦いだった。
だから、日本のことをそんなに嫌っていない。

会社にいた時には、イギリス、フランス、ドイツの3国と付き合ったが、日本を嫌っている、という人はいなかったと思う。

結局日本の第二次大戦は、対米戦だったということだ。

そんな事情がよくわかる刑事フォイルの第4シーズン。

第二次大戦のヨーロッパ戦線のことがよくわかる。

一番驚くのは、今、イギリスやフランスとドイツが、仲良くしている(ように見える)ことだ。

今の日本と中国・韓国の関係を考えると、やっぱり欧州は大人だと思う。
あれだけの戦争をしても、それは過去のこととして、仲良くできるのだ。

やっぱり、彼らはエライ。


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