考えたこと2

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Pepperというロボット
ソフトバンクが出したPepperというロボットは、今までのロボットとちょっと違うと思う。

このロボットの狙いはどうも「会話を楽しむ」ことにあるようだ。
その他、若干役に立ちそうな場面はあるが、それも「会話」できることが前提での使い方だろう。

吉本興業が協力しているとのこと。
うーむ、なるほど。
適度なボケとツッコミは会話を進めやすくするから、吉本なのか。
声のトーン、目線、手振り、会話の間など、細かく調整しているのかもしれない。

これがちょっと前のソニーのロボットAIBOのように、単体なら難しかったのだろう。

無線のインターネットが進み、常時接続できるようになったのは、大きな進歩だ。
クラウドに接続して、質問されたことについて調べたりできるようになった。
株価や天気などは聞いたら答えてくれるので、便利だろう。
会話のデーターベースを持っていて、知識の部分と、会話の部分を分けたところがミソだと思う。

ソフトバンクの宣伝によると、「Pepperは常時ネットワークに接続されているので、インターネット上の様々な情報に自らアクセスして最新のニュースや天気、株価などを教えてくれます。
さらに、膨大な会話データベースとも連携しており、幅広い話題に答えてくれます。
クラウド・ネットワークと連携することで、これまでのロボットができなかったような情報活用が可能となり、人によりそうロボットとしての可能性が一気に広がります。」とのこと。

なるほどなあ。
そのうち、アマゾンでこれ買っといてとか、楽天でこれ頼んどいてとか、そんなことも原理的には可能だろう。
カードリーダーをつけておいて、その都度カードを読ませれば安全だ。

インターネットの便利さはわかるけど、キーボードがややこしいとか、パソコンが苦手、というような年配の人にもやさしい使い方ができるかもしれない。
要は、人とインターネットの間に入って、使いやすくする、という用途だ。

会話を楽しむ、という用途ではまだまだだと思う。
YouTubeで会話するところを見たが、やっぱり反応が遅く、こちらがわかりやすく話さないといけないし、間がちょっとできる。
それでも、あのまばたきしない目だが、色が緑になったり青になったりして、わりと眼力がある。
あれはなかなかよく出来ていると思う。

しかし、2014年にここまで出来たというのはスゴイと思う。

インターネットに常時つながっている、という事のメリットは大きい。

ぼくが70歳を超えるころ、2027年くらいには、もっともっと進んでいるだろう。
その頃にはもうこっちもボケているから、けっこう話し相手になったりして…。

これで20万円を切る価格というのは安いのではないだろうか。
出始めのコンピューターみたいなものだ。

そのうち、介護用のロボットも出てくるだろう。
もちろん、関西弁にセットして使う。

「えーと、今日は何曜日やったかな」
「今日は金曜日やで。ボケてんのちゃうか」
「そら、毎日日曜みたいなもんやから、ボケるで」
「まあ、しゃーないな」
「明日は土曜か」
「当たり前や」
「阪神はどことやるんや」
「広島やで」
「ああそうか 勝つかな」
「データーではこの季節の広島戦は55%の確率で勝つことになってる」
「そんな理屈どおりにいくかい」
「あくまで確率やからな」
「あ、なんか、胸が苦しい…」
「… ご臨終ですわ」

というようなことも十分にあり得るだろう。

話し相手になれるようになると、ボケ予防にもなる。
もちろん、インターネットを介しているから、救急車も呼べる。

この分野は可能性が大きいと思う。

掃除機ロボットでは負けているが、会話型ロボットでは頑張ってほしい。

ぼくはソフトバンクは嫌いだが、このpepperは可能性があると思う。
でも、まだまだ今は買わないけど…。


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