考えたこと2

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刑事フォイル
刑事フォイルというイギリスのドラマを見ている。

原題は"Foyle's war"という。
第二次大戦中のイギリスが舞台。
イギリスが第二次大戦中、こんな状態だったのかとわかる。

ぼくは昭和40年代にティーンエイジャーだったが、この頃はたくさんの戦中のドラマがやられた時期でもある。
戦勝国が作った洋画は多かった。
邦画の戦艦大和など、太平洋戦争を舞台にした戦艦ものも多かったが、ノルマンディー上陸作戦などのヨーロッパ戦線を舞台にしたものもあった。
もちろん、戦争漫画もあった。
「零戦はやと」や「ゼロ戦レッド」など、負けたはずの日本だが、ゼロ戦の人気はすごかったと思う。
同時に、日本の連合艦隊ものや、軍部が悪いというプロバガンダ風の映画も作られた。
戦敗国はどこも同じだが、悪者は軍だった、ということで軍に全責任を押しつけて、国民が安心したかったのだろう。
この時に、軍とマスコミが悪かった、というふうにしておけば、マスコミも少しは反省したかもしれない。
もちろん、国民全体で責任を感じるべきだったのだが…。

ぼくは単純に戦勝国が正しくて、戦敗国が間違っていたとは思わない。
戦争は抑止すべきだが、人間の歴史には戦争がついて回っている。
人類に戦争がつきものなのは事実だ。
日本の軍部、特に陸軍はバカだったと思うのだが…。

その戦争がイギリスではどう思われていたかというのが、この刑事フォイルで描かれている。
もちろん、事件が起こって、解決をしていくのだが、舞台が戦争中であり、イギリスの人々が戦争をどう見ていたのかが、一般人の気持ちとして描かれているのを見るのはこれが初めてだ。

ドイツと英仏が戦っているのだが、もうフランスは占領されてしまっている。
イギリスは孤軍奮闘状態だったのだろう。
商船を沈められ、食料は入ってこず、一部のイギリス人はドイツのシンパになったりしている。
スパイが摘発され、みんな疑心暗鬼で生活している。
時には爆撃され、制空権も失っているようだ。
チャーチルがアメリカを説得して、参戦させるまでは本当に苦しかったのだと思う。
それだけドイツが強かったのだ。
日本が真珠湾攻撃をしたのが、アメリカが参戦を決めるきっかけになった、という説もあるらしいが、それが本当ならイギリスにとっては、日本サマサマだっただろう。
それ以外にもイギリスはアメリカから膨大な借金をしていて、イギリスが戦争に負けるとチャラになってしまうとか、いろんな理由が言われているらしいが…。

結果として、アメリカが参戦し、連合軍が勝った。

そんな第二次大戦中のイギリスの日常がわかる刑事ドラマだ。

これは面白い。



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