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2014.08.05 Tuesday
ステレオカメラ
自動で車間距離を調整して、加速・減速するシステムは、これからどんどん普及するだろう。
フォルクスワーゲンのゴルフは、比較的高価なこのシステムが標準に近い形で採用されている。 メルセデスやBMWのような高級車はもちろんだ。 日本の軽自動車にも誤発進を防いだり、衝突防止のためのシステムが搭載され始めている。 この自動制御を実現するためには、クルマの「眼」に当たるものが必須だが、現時点では2つの可能性がある。 1つはミリ波レーダーであり、もう一つはステレオカメラだ。 各々得意、不得意があるのだが、ステレオカメラがコスト的には有利だと思う。 雨などで視界が悪いと、「眼」が効かなくなるのだが、考えたらそんな状況なら怖くて運転自体ができないだろう。 ぼくのストリームにはミリ波レーダーが付いている。 7年前で20万程度のオプションだった。 あの当時はカメラを使うのはまだ市場に出ていなかった。 それを思うと、技術の進歩はスゴイ。 スバルの開発したアイサイトというのは、ステレオカメラのみを使うシステム。 だから比較的安くできる。 ステレオカメラの強みは、カラーになって、ブレーキランプがわかるとか、路面の白線がわかるとか、レーダーよりも情報量が多い、ということがある。 それらの情報をどう処理するか、というところが難しいのだが、それもスバルはクリアできたようだ。 最近、自動運転の記事がよく出てくるが、ハード的に不可欠なのはこのクルマの「眼」の技術だろう。 コストをかけずに、ステレオカメラのデーターをどう解析するかというところで勝負するというのがスバルの技術だと思う。 メルセデスなどはカメラもレーダーも搭載して、かなりコスト高なシステムになっている。 まあ、メルセデスを買う人はお金に糸目はつけないだろうが…。 でも、こういう仕組みは安全に関わるので、できたらコストを下げて、すべてのクルマに搭載してほしい。 スバルの技術開発に期待。 日本発の安全技術になってほしいと思う。 |
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