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2014.08.04 Monday
微生物発電
発電というと、ぼくが小学校で習った時は水力と火力がメインだった。
ダムを作って、水力発電というのは、その頃多かったんだと思う。 黒部ダムとか、すごいダムだというような事を習った気がする。 しかし、ダムによる環境破壊問題などで水力が減って、次第に火力の時代になった。 石炭から石油というところだった。 今は天然ガスもある。 要は熱エネルギーでタービンを回して発電するのだから、熱があればいい。 そして原子力が増えた。 しかし、震災後原子力は止まった。 関電などは原発比率を上げていたから、今は苦しいのだろう。 あわてて火力に切り替えている。 電気代が上がり、また本格的に上がるらしい。 いろんな問題があって、再生可能なエネルギーというのが必要になっている。 厳密な意味で再生可能ではないのだが、要は太陽や地球の自然エネルギーを電気に変えるということだ。 いろいろと研究されているが、日経によると微生物での発電、ということが研究されているらしい。 用途は廃液処理。 廃水を浄化しながら発電できるというシステムを考えている。 化学工場などの廃液処理を微生物にやらせ、それらが有機物を分解する時に発生する電気を蓄える、ということだ。 リクツはわからないが、カーボンナノチューブなどを使って、効率を上げたらしい。 この研究は微生物の研究者だけでは進まず、触媒や素材の研究者も必要になってくるとのこと。 なかなか面白い。 微生物だから、すごく微弱な電気しか作れないのだろうが、それを集めると実用化も見える。 こういうのを見ると、発電も用途別にコストの安いやり方を考えないといけないと思う。 分解する有機物がある時は、微生物での発電がいい。 夏場の家庭の電気は、屋根の上の太陽電池でやる。 たくさんできた電気は、リチウム電池にためて夜に使う。 海辺では波力、温泉では地熱、風の強いところでは風力というようにならないのかな。 要るものを要るだけ、適材適所というやり方だ。 それなりに合理的な気もするのだが…。 しかし、電力会社がベースになる電力を供給してくれるのが前提だろう。 そのベースをどうやって供給するかは問題だが…。 |
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