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2018.02.09 Friday
県庁の星
2006年の映画。
織田裕二が主役の公務員を好演している。 公務員批判の辛口映画。 公務員改革はずっと言われているが、今も全く変わっていないと思う。 いや、地方公務員については実態はどんどんひどくなっているかもしれない。 今見ても新鮮な映画だ。 この映画で初めて知った、柴咲コウというヒロインとのロマンスがサイドストーリー。 単なる辛口映画になっていないところがいい。 2006年の邦画興行収入の第6位を取っている。 織田裕二人気だったのだろう。 県庁の最も県庁らしい公務員だった主人公が、県の公共事業の一大プロジェクトに絡んで、民間との交流でスーパーマーケットに半年間出向するところから物語は始まる。 予想通り、使えない社員ということで、厄介払いもあって店長がベテランのパート(柴咲コウ)を教育係にする。 お決まりのストーリー。 最初は馴染めず、みんなに疎んじられ失敗の連続だが、保健所と消防署の査察があって、流れが変わる。 ちょうどその頃、県庁の仕事もプロジェクトを外されてしまう。 民間のやり方を知り、心を入れ替えた主人公は県庁に戻って頑張る。 こちらがメインのストーリー。 織田裕二のちょっとオーバーな演技と、柴咲コウのいかにもパートでこんな人いるよな、というところで最後まで引っ張る。 県庁に帰って、スーパーで学んだことを活かして、働こうとするが簡単にはいかない、というオチ。 こういう熱血の人がいたらいいと思う。 しかし、現実にはそういう人がいないからこそ、こういう映画が繰り返し作られるんだろう。 みんなとは言わないが、ホントに公務員はダメだと思う。 前例主義、事なかれ、丸投げ、なれあい…。 何とかしないと、公務員は変わらないぞ。 |
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