考えたこと2

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テロメア
生物が老化する原因は細胞が老化することが原因だ。
最近言われているのは、細胞が分裂して増えていく回数に制約があるということ。
もう分裂できなくなると、それらが「老化細胞」になって、老化が起こる。

その「老化」も遺伝子でコントロールされているようだ。
遺伝子は細胞分裂のたびにコピーされるのだが、構造が螺旋状の紐みたいなものなので、「ほつれ」が起きないように染色体の末端部に、「DNAのほつれを防ぐ“キャップ”のような役割をするテロメア」という部分がある。
この「テロメア」が分裂を繰り返すと、だんだんと短くなっていくらしい。
記事によると、

「われわれの細胞のなかにあるDNAは分裂のたびに複製されるが、テロメアに限ってはすべてが複製されず、分裂のたびに少しずつ短くなっていく。最終的にテロメアが限界まで短くなると、それ以上の細胞分裂は不可能となる。つまり、短いテロメアをもつ細胞は、“年老いた”細胞なのだ。」

ということらしい。

それをコントロールしているのが「スプライシング因子」という遺伝子。
これが元気になれば、またテロメアが長くなり、細胞が分裂できるようになる。

今回、イギリスの大学の研究グループが、「スプライシング因子」を活性化させるためには、「レスベラトロール類似体」と呼ばれる化学物質を使えばいい、ということを発見した。
これは赤ブドウ、赤ワイン、ダークチョコレートなどに含まれるらしい。
本当に細胞が若返るのだ。

記事の最後には「古い細胞の機能を回復させることで人々が老化による影響を受けずに、健康的に寿命をまっとうできる可能性を示している」と書いてある。

老化とは別に寿命というものがある…。
本当だろうか。
論理的には細胞が老化しなければ、身体は老化しないのではないか、と素人のぼくは思う。

それはともかく、この分野は遺伝子工学とか、分子生物学とか言うのだろうけど、だんだんとヤバイ領域に入ってきている。
老化と寿命が別のものだとしても、人類がみんな寿命をまっとうするようになると、いろんな問題が起こるだろう。
日本では、人生が100年になって大変だという昨今だが、世界中が人間の寿命(115歳と言われている)まで生きるようになる世界が来るということだ。

地球上に人が増えて、食べ物が足らず、戦争が起こるだろう。

そうならないためには、どうしたらいいのか。

自然科学が進歩しすぎると、社会科学が追いつかなくなる。
だからこそ、社会科学は必要なのだと思う。



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