考えたこと2

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痴呆議会
ネットで香川県議会の議員が海外視察をした内容が書かれている。
目的は海外視察となっているが、9日間の日程で「視察」はたった4時間程度という。
それ以外は何をしていたかというと、観光三昧。ビールを飲んで、観光地を見て歩いたとのこと。

フジテレビの取材班が勝手に彼らについて回って、取材した結果だ。
直撃取材に対して、彼らは「行ってもいないBMWのイベントに行ったと答えた(その後訂正したが)」上に、書面で「スイスの視察は香川の四国巡礼、お遍路の観光産業の参考になる」と書いてきたという。
この視察費用は議員たちのポケットマネーではなく、税金で払われている。

国会議員の政治資金規正法にはいろいろと抜け道や穴があり、ザル法と言われているが、地方議員にはそれすらないという現状。
「市民オンブズマンやマスコミの情報公開請求により、一部の不正事案が発覚しているのが現状」らしい。

そういう意味では、野々村議員の号泣会見は兵庫県議会の情報公開に一役買ったとも言える。

こういうことでもあれば別だが、地方の政治に関する関心度は全く上がらない。
だいぶ前に尼崎市でもカラ出張の事件が明るみ出て、結局党派にかかわらずみんなやっていた、ということだったが、どこでもそんなものなんだろうと市民は思っているのでないか。
最近の市会議員や市長選挙などの投票率も40%前後だ。

たいがいの自治体の議会は行政と緊張関係にはない。
ナアナアでやっているように見える。
尼崎市長選挙を見ても、共産党がおざなりな対立候補を出すだけで、対立候補も立たない。
市政に対して批判がないのだ。
それでは選挙の盛り上がりようがない。

集まった税金をどこに使うのか。
どういう政策を取るべきなのか。
近隣の市に対して、どういう施策が有効なのか。
そういう問題意識を話している議員も見たことがない。

時々駅前で演説をしている人を見るが、やっているのはモリカケ問題や憲法改正の話しくらいだ。
市政についての話など聞いたことがない。

国政であれだけもめている政党が、市政では仲良しになっている。
みんなで市長と仲良くやろう、という感じだ。
これでは投票率も上がらない。

ぼくは投票率というのは、民主主義に対する信任だと思っている。
それが低いということは、民主主義を信頼していないということだ。
その意味で、議員の責任は大きいと思う。

地方政治が活性化しないと、民主主義はよくならない。
民間企業でも副業が認められてきているのだから、議会も平日の夕方や休日に開催することにして、議員の負荷を減らしてはどうか。

それによって、職業議員ではなく、本当にいい人が議員になってほしいと切望する。

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