考えたこと2

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月刊誌
紙の月刊誌は読者層の年齢が高くなっているらしい。
月刊文芸春秋は、読者の平均年齢が80代になっているらしく、その人たちのために書かないと仕方がない状況ということだ。
エライことだ、と一応ぼくは思う。

確かに月刊の文芸春秋は、ぼくらの世代ですら買っている人はいなかった。
何かイベントがあれば、その号は売れるかもしれないが、月間の文芸雑誌を買うという習慣はもうなかった。

若いころ、会社にいるときに出入りの本屋さんが持っているのを見たことはある。
ちょうど、ぼくらより10歳以上上の人が購読していたのを思い出す。
阪神大震災の前だ。

でも、ネット上にはいろんな記事があって、月刊誌や週刊誌の記事で無料で見せているものもあるし、そういう専門サイトもある。
だから、月に1回の文芸誌を取らなくても、他から情報を取ればいいわけで、それができない人たちが買い続けているから、高齢化したということにもなる。
文芸春秋は80代の読者と心中せざるを得ない、ともネットには書いてあった。
多かれ少なかれ、紙のメディアはそういう運命をたどると思う。
紙からネットへの転換が必要だろう。

出版事業というものを考え直さないといけないのだと思う。
だからと言って、紙の本がなくなるとはまだ思わない。
やっぱりアナログな良さはある。
ぼくが古いだけかもしれないが…。

でも、週刊誌や月刊誌といった使い捨ての情報を伝えるものは、時代とともになくなっていくように思う。
大きく言えば、テレビやラジオも含めて既存のメディアは変わっていかないといけないのだろう。
月刊文芸春秋はこのままならあと10年は続かない。
他の月刊誌や週刊誌も長い目で見れば同じことだろう。

問題はその高齢者のゾーンが日本ではボリュームゾーンであることだ。
だから、既存のメディアは変わろうとせず、高齢者に合わせていっている。
それが余計に若い人たちのメディア離れを招いているのではないか。

仕事で若い人と接していると、本当にテレビ離れ、メディア離れを感じる。
世の中に共有できる話題がなくなってきて、どんどん個別化している。

だから、自分の知っている人としか話さなくなるのかもしれない。

メディアの人たちはこの危機感を感じているんだろうか…。


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