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2018.01.20 Saturday
地球温暖化の原因
今朝のBSワールドニュースを見ていたら、科学者たちは地球温暖化は人類が化石燃料を燃やしてきたのが原因だと言っている、というイギリスのニュースがあった。
NASAの地球の平均気温のレポートも、そういう結論になっている。 科学的には、完全に証明されたわけではないのだと思う。 その結論に反対している人もいる。 地球規模の気象変動は長期間の活動の結果であって、そんなに簡単に結論づけられない。 しかし、90年代に比べて賛同する科学者が増えたことは事実。 92年に「人類への警告」というアメリカの科学者団体が出した本では、署名した科学者は1700名だったが、昨年11月に出た最新版では世界規模に広がり、15000人に増えているという。 90年台からの20数年を見れば、どうも人間の影響がある程度は寄与しているのは確からしい、ということだ。 シェールオイルなどの影響で、アメリカは世界一の産油国になった。 その産業を守るという意味でも、トランプ大統領は地球温暖化には懐疑的だ。 折から、アメリカの厳しい寒波で、温暖化を揶揄するツイートをしている。 「東部では史上『最も寒い』大みそかになるようだ。たぶんわれわれは、古き良き地球温暖化をもうちょっと活用してもいいんじゃないか。わが国は他の国々とは違い、温暖化対策に『何十兆ドルも』つぎこむ予定だったのだから。暖かい格好をしよう!」 地球温暖化の影響が、気候の変動を大きくしているから、寒波になるのだ、というようなツッコミが出ている。 まだまだ、この手の議論は続くだろう。 ヨーロッパは石油が採れないから、脱石油の動きは大きい。 ドイツは再生可能エネルギーだし、フランスは原発だ。 いずれにしても、石炭や石油を燃やすのはやめよう、ということだ。 これはエネルギー安全保障にもなる。 しかし、NASAの地球の平均気温のアニメーションを見せられると、これはヤバイなあと思う。 ぼくらの世代は大変なことになる前にいなくなるだろうが、子どもや孫の世代はどうなるんだろう。 こういう形で種の絶滅が起こるんだろうか。 一方で、脱石油の動きが大きくなって、中東の産油国が苦しくなり、紛争が起こったりしている。 いろんなことがつながっているのだ。 ぼくは詳しいことはわからないが、ぼちぼち脱石油に舵を切るべきだと思う。 それが安全保障にもつながる。 だから、原発を動かすほうがいいと思うのだが…。 |
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