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2018.01.15 Monday
ネコの格言
ネコにちなんだ人生指南の本はたくさん出ている。
最近フランスで発行され、22カ国で翻訳された本が「猫はためらわずにノンと言う」。 それを紹介しているページを見た。 なかなか良さそうな本だが、値段が高いので古本になるのを待つことにする。 その紹介記事の中に、ネコについて書かれた格言がある。 ネコ好きはネコに哲学を感じているのがよくわかる。 「猫と犬との違い。 犬は人に食べさせてもらい保護してもらっているから、人を神だと考える。 猫は人に食べさせてもらい保護してもらっているから、自分を神だと考える。(アイラ・ルイス/俳優)」 「犬には主人がいて、猫には下僕がいる。(デイヴ・バリー/作家、コラムニスト)」 「私たちは猫を飼っているのではなく、猫に飼われているのだ。(フランソワーズ・ジルー/ジャーナリスト、作家)」 これらはよくわかる。 人間に飼われていても、媚びないところがいいのだろう。 ネコ好きの人はだいたいそういう感じだと思う。 ある意味、独立しているところがいいのだ。 だからといって、全く独立しているはずがない。 ペットとしてのネコだからだ。 でも、飼い主に依存はしているが、その関係も微妙なところだ、ということも格言になっている。 「猫はとりあえず欲しいものを要求するのはタダだと思っている。(ジョセフ・ウッド・クラッチ/作家、批評家)」 「もしあなたが猫の愛情にふさわしいなら、猫は友人にはなるが、奴隷にはならない。(テオフィル・ゴーチエ/詩人、小説家、劇作家、評論家)」 それでも、結局は飼い主のことを理解してくれる、と思っているのだ。 そうでなくては、ペットにならない。 「この世で唯一私を理解してくれるのは、うちの猫だ。(ディアヌ・ゴンチエ/作家)」 こういう人が増えたから、ネコの飼育数がイヌを超えたのだろう。 イヌには人生哲学をそれほど感じないが、ネコには感じることが多い。 その仕草や態度が人間をして思わせる。 早く古本が出回らないかな。 |
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