考えたこと2

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尼崎市 戦後最低の投票率
先週の日曜日は尼崎市の市長選挙だった。
現職の稲村市長は2期8年を勤め、3期目の立候補。
対抗は前回と同じく、共産党推薦の流目という70歳の人。
新聞では「新人候補との一騎打ち」と書いてあったが、70歳で共産党の地区の仕事をやっていて新人というのはなあ。
でも、対抗が出ただけましか。

市長選挙といっても、街でポスターも見ないし、街頭演説もないし、選挙の争点もわからない。
もうこれは、出来レースと言っていいのではないか。
まだ共産党は推薦を出しているだけマシ。
その他の党はどうなってるのか。
前にも書いたが、その他の党、特に公明党は尼崎市議会では与党なんだから、誰かを立てるべきだと思う。
そうしないということが、結局は市議会では市長も含めてみんな仲良しで、出来レースをやったということだ。

対立候補のビラをネットで見たが、例によって憲法改悪反対、消費税10%ストップとか書いてあった。
でもまあ、その字は小さいし、今回は形だけでも現職の市政批判もしているし、いいと思う。
ビラには、パブリックコメントを聞いているが市民は「私たちの声が届かないと感じています」と書いてある。
それなら、そういう実例を出したり、こんなことが困っているということを書かないといけない。
中学校の給食や公共施設の削減、民間委託計画の見直しなどが公約。
何ら具体的な数字はない。
共産党の市議に聞いたら、わかると思うのだが…。

選挙は無風だったから、市民の関心は上がらない。
その責任は市議会と市長の両方にある。
市議会で有効な議論がされていれば、自ずと争点は明らかになるし、もっと建設的な批判ができて、市民も意識が高くなる。
そうすれば、市長選挙に出よう、という人も出てくる。

今の市政をやっているのは、市役所の役人だ。
結局役人が出してくる提案に市長も議会も乗っているのだろう。
非効率が放置され、役所の人数は減らないし、市民サービスはよくならない。
これから少子化で人が減るというのに、どうするのか。
だいたい、役にも立っていない市議が42名もいることを問題にしないのか。
そういう提案が出れば、市民も投票に行くだろう。

その市民の関心の低さ、諦めを表しているのが投票率。
前回も尼崎市として戦後最低だったが、それを更新して25.69%だった。

ぼくも市民の義務だとはわかっているが、行っても仕方がない。
現職の市長が通るに決まっているのだ。
白票を投じて、不信任を表してもいいとは思ったのだが…。

ツイッターには、白票でを投じに行くべきという意見もあった。
そうでないと、どれだけ投票率が低くても、自分は信任されたと思うから…とのこと。

たしかにそうだとは思う。
しかし、いくらアホでもこの投票率で信任されたと思うだろうか…。
いや、今日にはもう投票率のことは忘れているだろう。

そのためにも、ぼくらが市政にもっと興味を持たないといけない。
とは思うのだが…。



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