![]() |
2018.11.21 Wednesday
ゼミが飲み会?
いかに下位の大学の教員がいい加減なことをしているかという例がある。
ぼくのいた大学は、かなりひどい部類だと思うが…。 4回生の卒論ゼミでの話。 授業の時間割はわかっているので、教室に行ってみたら教員がいない。 学生が2人ほど来ていて、話していた。 学生に聞いたら、先生は来たり来なかったりする、ということだった。 何かでゼミがないならないで連絡しているのかもしれないが、やるのが当たり前だと思うのだが…。 それでなくても、4回生は授業に来ない。 単位を取ってしまっているからだ。 だから、卒論ゼミをちゃんとやらなければ、学生を捕まえることができない。 ぼくがキャリア支援をやっていた時、4回生ゼミの時間に学生を捕まえに何度か行ったことがあるが、一度も捕まえることはできなかった。 そもそもゼミをやっていないのだ。 聞けば、研究室でやっているという教員もいたし、卒論は個別の指導なのでメールでやっている、という教員もいた。 どちらもある程度は本当なんだろう。 だから、学校によっては出席を厳しくしている。 学生証を機械にかざして、コンピューターで出席を取る学校もある。 それは学生の出席を取ると同時に、授業をちゃんとしている、というチェックでもある。 次は3回生のゼミの話。 その教員は、自分の事務所を持っており、学校の出席率(週に何日来るかということ)も低かった。 一時、週に3日しか来ないという時期もあったと聞く。 いったいどっちに力を入れているのか、という人だった。 そのゼミで、酒の飲めない学生が、困っているという。 なぜかというと、ゼミの授業をやめて、夜の飲み会に振り替えるからだ。 ゼミを休むのは構わないのだが、飲み会で出席を取るのはどうか、ということだ。 もちろん、事務としてはダメだということになる。 こういうことは、学生は教務課や学生課では言わない。 就職支援の場で、学生時代に頑張ったことを聞いている時に「ゼミはどうやった?」と聞くと本音が出るのだ。 そういうゼミばかりとは言わないが、下位の大学にはそういう先生もいる。 そういう先生に対して、学生からはいい先生という評価もあり、悪い先生という評価もある。 困っている学生の評価は、もちろん悪い評価だ。 でも、それを先生に言うと、成績がどうなるかわからないから、言えない。 聞いた事務の方も、先生が犯人探しをするから、それとなくしか言えない。 これが下位の大学の悪循環。 困ったものだ…。 |
![]() |