考えたこと2

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第一次大戦終結100年
昨日は第一次大戦が終結した日。
1918年の11月11日に4年続いた戦争が終わった。
終戦から100年が過ぎた。
それを記念して、フランスで72カ国が集まって式典があった。

1000万人の兵士が亡くなったという。
一般人も合わせると、1600万人が亡くなった。
戦車、戦闘機、機関銃、毒ガスなどの新しい兵器が開発され、使用された。
それまでの戦争とは違って、大量に人を殺すことができる武器ができたのだ。

日本は遠く離れていて、あまり第一次世界大戦のことはよくわからない。
世界史の教科書でも詳しくは教えない(載っていたけど)。
日本は日英同盟の関係で、イギリスとともに戦ったという事になっている、という程度の知識。

ヨーロッパの国々は戦場になり、終わったときにはみんな「戦争は二度としたくない」と思ったはず。
式典で、ラベルやバッハの音楽が演奏されるところが、さすがヨーロッパだ。

雨の中、首脳が並んで歩いていく姿は印象的。
その列にはトランプ大統領はいなかった。続く平和フォーラムも欠席したとのこと。

プーチン大統領はトランプ大統領とにこやかに握手をしていた。
まるでマクロン大統領を牽制するような感じだった。

マクロン大統領は「古い悪魔がまた姿を表した」と言った。
ナショナリズムや自国第一主義を批判したものだ。
プーチンやトランプはそうは思っていないが、行儀よく拍手していた、とイギリスのニュースでは伝える。
まさにそうだろう。

当のフランスでも、自国優先の人たちが増えている。
いずれの国でも同じだ。
メルケル首相は、退任を決めている。

EUというアメリカと並ぶ連合国を作ろうという試みは、イギリスが離脱を決めたことで綻びはじめた。
アメリカとEUの関係もぎくしゃくしている。

第一次大戦後に国際連盟ができ、二度と戦争はしない、と思っていたのに、その十数年後に第二次大戦が始まった。
第二次大戦後にできた国際連合も、どちらかというと軽んじられている。
みんな自分の国の利益が大事なのだ。
国際連合も、官僚的になっているという。

多くの状況証拠は、「二度と戦争をしない」と誓った日の逆方向に向いている。

麻生財務大臣はせっかく出席したのだから、どこか公の場でそれを報告したらいいのにと思う。


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