考えたこと2

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サブスクリプション・ビジネス
こないだ、XaaSのことを書いた。
「ナントカ as a Servie」、ものを作るだけでなく、付帯するサービスを売る、ということだ。
サブスクリプション・ビジネスとも言われている。

海の向こうでは、ギブソンが経営不振になったが、フェンダーはまだ頑張っている。
ギターだけでなく、ベース、ウクレレなどにも手を広げ、アンプやエフェクターも作って多角化している。
だいぶ前に、行きつけの楽器店で、ギブソンとフェンダーの違いについて聞いたら、「ギブソンは当たり外れが大きい、職人が作っているという感じだが、フェンダーは工業製品で、ハズレが少ない」と言われたことを覚えている。
確かにフェンダーのギターは作りやすい(壊れにくい)構造だと思う。
いち早くグローバル化を進め、日本にも工場があって、いろんなところでフェンダーを作れる。
まあ、モノとしてのギターの出来栄えはギブソンの方が芸術的なのかもしれない。
だから経営不振に陥ったのかもしれないが…。

そのフェンダーが2017年から、ギターやベースのインターネット教材を売り始めたという記事があった。
フェンダープレイという名前で、スマホアプリもあるし、ホームページもある。
実際にパソコンでホームページを見ると、2週間の無料トライアルができて、継続すると毎月19.99ドルという値段。
フェンダーの楽器の1割引の優待もある。
進捗も管理できるとのこと。
もちろん、ギターだけではなく、ベースやウクレレのコースもある。

1つのレッスンは短いビデオで、メインはギターの有名なフレーズ(リフという)を選んで習得していく、というスタイル。
もちろん基本レッスンもある。
美人のインストラクターも紹介されていた。

残念ながら、今の所英語しかサービスがない。
ざっと見たところ、ぼくが知っている曲がなかったのが残念。
そのうち、フェンダージャパンが日本向けのコンテンツを作るのかもしれない。
今の若い人をつかまえようと思えば、日本の曲も入れないとダメだろう。
まあ、今ならYou Tubeで無料のレッスンもたくさんあるのだが、それを系統的にまとめたという格好かもしれない。

インターネットが普及し、ブロードバンド化して、こういうサービスが可能になった。
それらが、製造業のサービス化を後押ししている。

ヤマハもアメリカで子会社のLine6という会社を使って、新会社Yamaha Guitar Groupを作り、サブスクリプションビジネスに参入するという。
アメリカはギター人口が多く、今でもピアノや管楽器を上回る規模があるらしい。
それにともなって、ギターマーケットの戦略の立案などもアメリカに移すとのこと。
日本ではヤマハ音楽教室をやっていたが、アメリカは広いからそっちの方に行くのだろう。
日本市場はここでも縮小だから、仕方ない。

ローランドはやってないのかと思ったら、ソフトシンセサイザー(パソコンにインストールして使うソフト音源)のサブスクリプションサービスをやっていた。
Roland Cloudという。こちらも月額20ドル弱だ。
知らぬ間に時代は変わっていた。

そういえば、教育分野でもすでに「スタディサプリ」は塾に代わる、インターネットを使ったサブスクリプションサービスだ。
商品を売り切りにするのではなく、サービスとして使ってもらって、利益を得る。
それを促進するのが、スマホなどの通信機器。

そういう時代が来ている。



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