考えたこと2

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経団連会長室
びっくりしたが、そうかもしれない。
経団連の会長室にパソコンが初めて入ったのが、今年の5月ということだ。
現会長の中西氏が会長執務室にパソコンを持ち込んで、職員にメールで仕事の進捗を聞くようになった。
「全国民唖然…」という表題の記事があった。

これだけIT化が進んでも、経団連の会長室にはパソコンがそれまでは置かれていなかったということ。
えらいものだ。
経団連会長といえば、だいたい60代後半以降の人だから、ITには明るくないかもしれない。
それにしても、今どきパソコンがない部屋で執務するというのは、どちらかというと窓際族という感じがする。

今回の会長は日立のエンジニア。
現在72歳だが、米スタンフォード大学大学院でコンピュータエンジニアリング学修士課程修了とのこと。
こういう人が会長になったから、パソコンも入れたし、就活スケジュールの見直しに手が付けられたのかもしれない。

だいたい、大きな組織でエラくなると回りが何でもしてくれるようになる。
チケットの手配から宿の手配など、全部やってくれる。

記事にはこうある。

「ある大手メーカーの品質管理部長だった筆者の知り合いは、退職して初めて自分で新幹線の指定席切符を取り、ホテルの予約を入れることになった。しかし、どうすればいいのか分からず、同行人の手助けを借りたという。乗り合いバスに乗るのも何十年ぶりだし、電話の出方すら忘れている始末。

周囲からすれば、いくらサラリーマン時代に偉かろうが、ただの迷惑な人だ。部長職でさえこうなのだから、大企業の経営トップの「浮世離れ」は推して知るべし。」

記事では企業に続いて、政治家も「秘書任せ」ということが書かれてる。
まあ、あの顔ぶれを見ていると、それほどITに明るい人はいないだろうなあ。
どちらかというと、音痴に近いのかもしれない。

ぼくのいた会社では、部長でそんなことはなかったが、今は人数が増えて組織が大きくなったから、どうだかわからない。
こういうことがあるから、定年後に「迷惑な人」が増えるのかと思う。

そういえば、学校法人にいた時、会計ソフトの使い勝手が悪く会議で文句を言ったら誰も何も言わない。
なぜかというと、管理職で誰もそれを使った人がいないからだ。
あの時は驚いた。

そういえば、2000年くらいにアメリカの会社に視察に行った時、部長以上のクラスでもパソコンを使っていた。
まあ、70歳を超えたトランプ大統領の得意技がツイッターだから、そういうものなのかもしれない。

記事では鋭い視点の指摘もある。

「近年明らかになっているのが、「デジタル・ネイティブ世代はパソコンが苦手」という傾向だ。文書作成は何とかなるが、表計算ソフトはムリ。新入社員研修でパソコンの基礎を教える企業が増えている、という話も聞く。いくらスマホが便利になったとはいえ、一般的なビジネスシーンでは、まだまだパソコンのスキルは必要だ。

かたや、なんでも紙ベースのオッサンたち。かたや、パソコンが使えない若者たち…前者だけを「IT音痴」と嗤ってはいられない現実がある。私たちはこのあまりに大きな世代間ギャップを抱えて、21世紀のデジタルトランスフォーメーション(DX)時代に突入している。」

若い人たちもスマホネィティブで、パソコンが苦手だ。
年寄りだけではない。
欧米では組織のトップに立つ人は、いかに高齢であっても「IT音痴」では許されないとのこと。

昔の総理のように、ITをイットと読んでいてはいけないのだ。

ほんとに何とかしないとなあ。




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