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2018.09.27 Thursday
ロシアより愛を込めて
また007の映画を見てしまった。
WOWOWで今月は007特集をやっている。 何度見ても、いいものはいい。 2006年と2015年に007の映画のことを書いていた。 初代のジェームズ・ボンド、ショーン・コネリーが1960年代のイギリスMI6のスパイを演じている。 今見ると、ゆっくりしたいい時代だったと思う。 デジタル機器が一切ない。 アタッシュケースに隠されたナイフなど、懐かしい。 ケースの内部に硬貨が隠されているのも、今となっては微笑ましい。 今ならカード一枚でOKだ。 東西冷戦の時代。 実際にスパイ活動が功を奏したときもある。 今となっては闇の中の出来事もたくさんあるのだろう。 しかし、西側と東側(これも若い人には死語かもしれない)が対立し、お互いに敵がはっきりしていた。 アメリカの敵はソ連、ソ連の敵はアメリカ。 2つの勢力だけだったから、ある意味単純だったと思う。 それだからか、007も活動しやすかったのだろう。 今はスパイ活動もしているかもしれないが、インターネットで微妙なフェイクニュースを量産して、相手を攻撃する。 サイバー部隊というのもできている。 民族紛争も増えて、いろんなところで紛争が起こっている。 何が正しくて、何が間違っているか、いろんな立場で正義がある。 これでは、スパイもなかなかドラマにならない。 今でも007は作られているが、だいぶ様変わりした。 こないだ、最新作「007スペクター」も見たが、派手なアクションが多くて、面白かったがちょっと疲れた。 ショーン・コネリーがやっていた頃の、ちょっと笑わせるようなシーンがなくなったのが残念。 今の若い人に007と言っても、あまり関心がない。 このシリーズ、いつまで作られるんだろうか…。 |
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