考えたこと2

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アマチュアスポーツ界は日本の縮図
日大に始まったアマチュアスポーツ界の不祥事が、今度はウェイトリフティングに飛び火した。
ボクシング、レスリング、柔道、体操、剣道、バスケットボールなどが今までにニュースになった。
内容は、反則指示、不正な金銭授受、セクハラ、パワハラ、選手の不祥事など、いろいろある。
ドーピングなども入れると、もっと増える。

なんでそういうことが起こるか、というと「指導者が古い」というのが目につく。
昔のオリンピックのメダリストを始め、活躍した名前が出てきたりしている。
非営利法人で、だいたい70歳以上。
普通の組織ならとっくに定年だ。

老害とか老醜とかいう言葉を知らないのだろうか…。
公益法人だかなんだか知らないが、定年制をちゃんと設けないといけない。
今の若い人たちが夢を持てない一端は、高齢になっても権力を手放さない人たちを見て、嫌になっていることもあるのだと思う。

学校法人にいたときも、古い人達が居座っていた。
たしかに、いい人材がいないということもあるのだろうが、はっきり言って誰がやっても同じ、という感じの仕事ばかりだから、居座ってしまう。
本当はそのやり方では生き残っていけないのだが‥。

ひどいのは、自分でルールを作って定年延長してしまうとか、そんなこともやっていた。
あれでまともなガバナンスができているとは思えない。
税金を投入している非営利の法人には、もっと厳しいルールを適用すべきだと思う。
話が逸れた。

特にスポーツで過去の栄光があると、指導者としての適性がなくても、周りが意見を言えないということもあるだろう。
回りも大先輩ということだから、言うことを聞く体育会基質。
白でも黒と言ったら黒、という伝統。

そういう人は、自分の経験だけを信じがちだからそれを通そうとするし、スポーツで生きてきて、社会を知らない人が多いだろうから、事の善悪を自分の判断基準で通してしまいがちになると思う。
特に、最近のハラスメントの事案などは新しい価値観だ。
企業などでは研修があるが、そんなこともしていないのではないか。

それらを束ねているのが文科省というのもダメなんだろう。
文科省は教育しか知らず、社会から切り離された世界になっている。
それが今の日本の教育がダメになった理由だと思うのだが…。
また話が逸れた。

アマチュアスポーツ界で起こっていることは、日本中で起こっていることなのかもしれない。
ブラック部活などもその類だろう。
広い目で見たら、二世問題なども同じことだと思う。
親の七光りで、政治家になるとか…。

今安倍総理が言っている、生涯現役でということには賛成だが、いくらなんでも70歳まで同じところで働き続け、ポストにとどまることには反対だ。
どこかでポストを手放し、若い人たちに道を譲るということが、社会に求められていると思う。

吉田拓郎も、「古い船を今動かせるのは古い水夫じゃないだろう」と歌った。

その歌に共感していた世代が、未だに権力にしがみついているのは醜いと思う。


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