考えたこと2

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文科省の弊害
文科省の官僚の医学部裏口入学のことが取り沙汰されている。
「裏口入学」という言葉ができたのが、1990年代あたりか。
この頃は、まだまだ全入時代ではなく、入試が意味を持っていたころかと思う。

今、裏口などというのは、私大の医学部あたりだけだろう。
それ以外の私大なら、一般入試で、裏口を使わなくても、推薦やAOという経路で入れるところは多いと思う。
全入なのだから、高望みをしなければ入れるのだ。

この事件は論外としても、最近の文科省のやっていることはちょっとオカシイ。
自分たちの省益しか考えていないとしか思えない。

天下りはよくない、という議論がある。
それには賛否があるとは思うのだが、文科省の場合は天下りの質が悪い。
大学の数を減らそうとしているように見えて、実際には増えているのも、天下り先を確保するためとしか思えない。
大学は天下り先としてオイシイのだろう。

中でも、大学教授のポストを天下りの官僚が占めるのは解せない。
文科省自身が大学教授には少なくとも博士号と言っているのだが、そこは無視。
では、実務家教員として、実務を知っているかというと、そんなことはない。
監督官庁の実務は知っているだろうが、そこに上がってくるのは実際の世界の話ではない。

高い金を注ぎ込んで、せっかく博士号を取って、論文のいくつかを書いても、なかなかアカデミックな世界では採用されず、今や博士のなり手がないという時代。
大学院重点化で、いい加減な博士が増えたのは事実だが、それでも少ないポストに天下りの年寄りが「横入り」するのは気の毒だと思う。

本当にやる気のある、若い教員を学生は望んでいる。
特に中位以下の文系私学ではそうだ。
若くなければ、教えるエネルギーが足りないという感じ。

どうせ天下りするのなら、小中高校にするべきだ。

本当に文科省に伝えるべきことがたくさんあるはず。

小学校、中学校、高等学校の事務を文科省出身の天下りがやる。
親からの苦情処理等を通じて、改善すべき点を伝える。
教育委員会の問題点を指摘する。

これはいい考えだと思う。

そうすれば、今の教員養成課程や採用試験の問題点も見えてくるだろう。


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