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2018.07.01 Sunday
半分黒い
今回の朝ドラ、「半分青い」は難しい。
というか、ドラマというのにはテーマがあると思うのだが、それが見つからない。 岐阜の田舎の仲良し4人組が最初に出てきた。 ああ、この4人組がどう大人になるかというのがテーマなのかなと思った。 それは今でも続くのだが、肝心のヒロインと同日に生まれた男が今週違う女性と結婚した。 子供時代にいろいろあって、運命の人という感じだったのだが…。 この同日に生まれた男女というのが、結ばれるわけでもなく、ちょっと違うなあという感じ。 このヒロインは高校を卒業後、東京に出てきて漫画家に弟子入りする。 そこで弟子3人組で頑張り、いろいろあって、漫画家の才能が結実して連載を取る。 同時に、東京の大学に行っていた運命の男性と別れる。 ああ、漫画家で成功するのかと思ったら、アイデアは出てくるがストーリーを作る才能がないらしく、一つ連載が打ち切られたら次が出来ない。 何となく、漫画家も辞めそうな勢い。 この先、どうなるのか、想像がつかない。 前年の「ひよっこ」は昭和の時代の高校を出て、集団就職で東京に出てきて、幸せになるというストーリーが感じられたし、実際にそうなった。 予定調和だった。 これが「ひよっこ」の昭和と、平成との違いということか。 ぼくはドラマにテーマを求めてしまう。 ああ、こういうことが描きたいのだろう、ということだ。 さすがに、テーマが見えないと、浮遊した感じが続く。 半分終わって、まだまだ見えない。 わざとそうしているのだろう。 脚本家の作戦だ。 でも、これでは、半分青いではなく、半分黒いだ。 一体何を伝えたいのだろうか…。 |
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