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2018.06.29 Friday
阪神ファン高齢化
こないだ評議員をやっている幼稚園に行ったら、前日にトラッキーやトラ子が来たとのこと。
園児たちが喜んでいる写真を見せてもらった。 トラッキーとは、阪神タイガースのマスコット。 着ぐるみだ。 園長先生に聞くと、阪神球団では年間いくつも幼稚園を回っているらしい。 折しも今日の新聞に阪神のファンが高齢化しており、球団は危機感を持っている、と書いてあった。 阪神に限らず、どの球団も苦労しているのだろう。 確かに毎年阪神の試合に何回か行くが、どんどん高齢化しているのがわかる。 入っているお客さんの中に子供連れを見ることが少ない。 いても、小学校に入る前あたり。 昔は多かった、小学校の高学年から中学校あたりの子供を見ることは珍しい。 阪神球団は、汚いヤジの自粛を要請したり(これは国会でしてほしい)、チアガールの活躍、子供向けのイベント実施などの対策をしている、という。 記事にはこう書かれている。 「球団の調査では17年の観客の平均年齢は40歳代後半。10年前と比べて7〜8歳上昇した。「直近5年間では2〜3歳の上昇に抑えられ、若年層の開拓の成果が少しずつ出ている」(営業部)というが、若返りへと転じるほどの劇的効果はない。」 ただでさえ人口が減り、高齢者が増えるのに、今のままではヤバイだろう。 もうすぐ観客の平均値は50歳を超えるという状態。 広島ではカープ女子と言われて、女性のファン取り込みに成功したという。 とにかく観客を増やすには、若い女性の取り込みは大きいだろう。 いままで来ていなかった層を取り込むということだ。 若い女性が増えると、若い男性も増えるのではないか。 そういう意味では、阪神は遅れていると思う。 以前、奈良から阪神電車で神戸に通っている人が、甲子園でナイターをやっている日は早く帰らないといけない、と言っていた。 酔っぱらいや、うるさい客がたくさん甲子園から乗ってくるからだ。 勝っても、負けても、それなりにうるさいという。 昔はプロスポーツというと、野球しかなかったが、今はサッカーもメジャーになった。 若い人たちの間ではサッカーのほうが人気。 野球は昭和の価値観を押し付ける指導をしているから、チームに子供が入っても、なかなかボールやバットを使った練習ができないとのこと。 一方、サッカーは若いコーチが着ぐるみを着て、いきなりボールを蹴らせてくれるらしい。 このままいくと、野球人口はプレーする側もジリ貧だ。 何でもアメリカがいいというわけではないが、野球を楽しむ、ということをもっとやるべきだろう。 中高年のコーチや監督ではダメなのだ。 ボールは必ず正面で、両手で取るなどを押し付けている時代ではない。 根性で、少年野球でも勝つことが至上の命題。 そこに学校の宣伝などの要因も加わるから、余計にそうなる。 野球は日本では手垢にまみれたスポーツになってしまった。 もう一度、純粋な野球好きの子どもたちを増やすことが大事だろう。 球団の努力も大事だが…。 |
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