考えたこと2

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体育会の価値
外資系の企業では、日本の「体育会系」というのには全く興味を示さないとのこと。
そのことが、日本の生産性が海外に比べて低いということに関係があるのかもしれないと思う。

日本では「体育会系」というのは、ストレス耐性が強いとか、上の言うことは絶対聞く、というような価値を見出されている。
体育会系を標榜している会社もあって、そういう会社は上から下まで体育会系だったりする。

よく言われるのが、体育会系の人が30代で頭打ちになるという話。
上のいうことを聞いていられる間はよかったが、ある程度の裁量を与えられて、自分で決めるとなった時に、壁にぶち当たるということだ。

ありがちなのは、前例踏襲というやり方。
自分で考えない癖がついていると、そうなってしまう。
世の中は低成長に変わっているし、ITも進み、仕事のやり方も変わってきている。
というか、いつまでも高度成長時代を夢見て、きっとまたそういう時代が来るなどと思っていると、時代遅れになる。
そういう人がどうしても多くなるのが、体育会系を多用する会社。

体育会系の会社は上から下まで体育会系だから、30代で壁にぶち当たって、前例踏襲でやっていても、下から文句は出ない。
下の人も、上から言われたら絶対だからだ。
必然的に、生産性は低くなる。
もっといいやり方に変えたほうが良くても、変えないからだ。
世の中は進み、もっといいやり方がたくさんあるはず。

日大のアメフト部の問題がいい機会だ。
これを契機に、体育会系の「考えない」体質を変えていく必要がある、と一部のメディアで言っている。
それはとても大事なことだ。
ここでも、アメリカのやり方がお手本になっている。

だいたい、大学で体育会系の部活動をする学生は、中高でもやっている。
13歳から22歳までのほぼ10年間、体育会系の考えを叩き込まれる。
だからこそ、そこに価値を見出して採用をする会社が出てくるのだ。
したがって、変えるのなら、中高からになる。
ブラック部活を許している考え方そのものが、もう古いのだと思う。

体育会系の学生、みんながみんなそんな考え方ではないだろう。
それでも、会社の多くは「だまって上のいうことを聞く」というところに「体育会系」の価値を見出しているのは事実。

高度成長が終わった今、もうそれは通用しないと思う。



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