考えたこと2

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aikoのCD
aikoのCDは、2000年当時140万枚売れていた。
セカンドアルバムだ。

それが今年の最新アルバムは5万枚しか売れない。
人気がそんなに落ちたわけではないだろう。
どちらかというと、ファンの数は増えていると思う。
CDを売る、という商売が傾いているのだ。

今は音楽はパソコンで聞いたり、携帯プレーヤー、スマートフォンなどで聞く時代。
ずっと書いてきたように、音楽はデーターになった。
データーになったということは、音楽は所有するものではなく、消費するものになったということだ。

AKB48はいろんな特典がつくから、今でも100万枚売れる。
握手ができたりするからだろう。
ユーミンでも最近のアルバムは、ベストを除けば10万枚程度。
もちろん、昔は100万枚以上売れていた。

しかし、今年デビュー20週年のaikoでさえ、CDを出しても5万枚とは思わなかった。
aikoはGoogle Play Musicなどのストリーミングでは聞くことができるようだ。
でも、AmazonのMP3ショップではほとんど扱っていない。

ミュージシャンも大変な時代になった。
CDが売れなさすぎだ。
これだけCDが売れなくなったから、逆にストリーミングのビジネスがおいしくなったということらしい。
音楽が大衆化し、今まではCDをたくさん買う人が相手だったが、これからは特定のミュージシャンというより、音楽ファンを増やすという戦略に変わったということだ。
まさに、薄利多売の時代。

コンピューターやブロードバンドというインフラが整備され、誰もがパソコンやスマホで音楽を楽しめるようになった。
どちらが先かは難しいところだが、結果的にはそれがストリーミングという新しい音楽の楽しみ方を可能にしたのだ。

作る方を考えても、昔のレコーディングレベルの機材は安く手に入るようになったし、曲作りもコンピューターで簡単にできるようになった。
音楽を作るコストも、聴くコストも安くなったのだ。

ミュージシャンというのも、水商売だから、大変だろうと思う。
いつ飽きられて、売れなくなるかはわからない。
作詞作曲もやっていれば、その道で生き残る手もある。
プロデューサーになるというのも一つだ。
自分のキャリアを考えて、ライフプランを考えておかないといけない。

昔の演歌歌手のように、ミリオンセラー1曲で一生食える、という時代ではなくなった。

何となく夢がない話だ。



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