![]() |
2018.06.17 Sunday
テレビ取材記者
最近の記者会見はちょっと記者のレベルが低いと思う。
日大の記者を見ていてそう思った。 聞きたいことはわかるのだが、あまりにも直接的で、またみんな同じことを聞く。 どうしてそうなるのかというと、ワイドショーのクルーが来ていて、自分の番組用に絵を録りたいからだという。 だから、自分の番組のために、同じ質問でも何度もする。 もう答えはわかっていても、同じ質問をするのだ。 何だか低レベルの話だと思う。 別に自分たちが質問していなくても、誰かが聞いた答えを録っておけば済む話。 自分たちの番組のレポーターが聞いた絵でないといけないと思っているのか…。 ぼくはその手の場面を殆ど見ないが、たまに見ると聞いていられない。 まるで記者たちは自分たちが偉いと思っているようだ。 実際、記者会見をショーみたいに考えているのではないか。 いつからか、謝罪会見のインタビューの記者は、出来の悪い刑事や検事のようになった。 たしかに、記者会見をする本人は謝罪するようなことをしたかもしれないが、それを正義の味方のような顔をして責める権利はないはず。 時代とともに、ワイドショーが扱うものが広がってきた。 昔は芸能人の話題ばかりだったが、どんどん扱うものが社会や政治に関わるものに広がった。 ネットによると、個人情報保護法の影響もあるらしい。 個人への取材がやりにくくなったからだろう。 文字通り、ワイドになって、時間も拡大された。 予算がなくなったのが大きいと思う。 最近のワイドショーは新聞や週刊誌の話題を拾って、レギュラーの芸人たちがワチャワチャ言うというパターンだから、金はかからなくなっている。 あれなら、過去の番組の再放送をやったほうがマシだと思うが…。 というわけで、記者は視聴者の気を引くためにセンセーショナルになる。 だからといって、自分がエラくなるわけではない。 勘違いをした記者ばかりになる。 謝罪をするくらいだから、いいことはしていない。 日本は法治国家なのだから、ちゃんとその手順を踏んで裁かないといけない。 何とかならないのか…。 |
![]() |