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2018.06.16 Saturday
オニロボ
オニロボというのはおにぎりを作るロボットのこと。
オニのロボットではない。 パナソニックがアメリカの展示会で出展したとのこと。 「米食文化を世界に広げ、コメの消費を増やす」という野望の下に作られた。 すでにニューヨークやサンフランシスコではおにぎりの店があるらしい。 寿司はだいぶ認知度が上がったが、意外とカロリーが高い。 ヘルシーさでは、おにぎりに軍配が上がる。 さらに、ファストフードとしてのおにぎりを広めようということだ。 ハンバーガーやサンドウィッチは西洋版のおにぎりだろう。 それの日本版ということだ。 日本食ブームにのって、ぜひ頑張ってほしいと思う。 そうなれば、日本のコメの輸出も増やせる。 コメは聖域などと言っている場合ではない。 それよって、日本のコメの需要を増やし、不要な補助金をなくして、農業を再生したらいいと思う。 日本の農家の平均年齢が66歳を超えるという。 若い人がやりたがらないのは、農業政策の影響だろう。 米の需要を国内消費のみに頼り、減反政策や補助金に長いこと頼ってきた反動だ。 作らなかったらお金をもらえるなどという制度に、未来は感じられない。 今年から生産調整には関与しない、という農水省の方針だが、ちょっと遅すぎた。 それでも、海外で日本のコメへの需要が高まれば、まだまだ日本の米作りのノウハウは生きる。 農業の法人化も進め、大規模にやるべきだと思う。 それこそが、食料安全保障につながる。 なんで農水省は余剰にたくさん作って、輸出するということを考えなかったのだろうか。 いつ頃だったろうか、余ったコメを置いておいて、古米とか古古米とか言っていた。 あんなの、もったいない話だ。 輸出したらよかったのだ。 それで、もし国内のコメが足りなくなったら、輸入したらよかったのだ。 製造業はそういうふうにして、やってきた。 工業製品に陰りが出てきた今、農業で稼がなくてはならない。 そのためにも、オニロボに頑張ってもらおう。 |
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