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2018.06.16 Saturday
ジェームズ・ボンド
ジェームズ・ボンドといえば、やっぱりショーン・コネリー。
彼が初代のボンド。 あのバタ臭さと、ちょいワルな感じがベストだ。 2番めはピアーズ・ブロスナンがやっぱりいい。 こないだ、BSで彼が主演のTomorrow Never Diesをやっていた。 ショーン・コネリーよりもちょっと知的な感じだが、ワルい感じはある。 こないだ亡くなったロジャー・ムーアは、イギリス人なのだが、ちょっとアメリカっぽい感じがするので、3番目かと思う。 ボンドはやっぱり遊び心がないとサマにならない。 さらに、イギリス紳士らしさも必要だ。 酒に詳しく、遊び人で、ユーモアがある。 今のダニエル・クレイグは路線を変えてストイックになったから、どうも好みに合わない。 しかし、ジェームズ・ボンドと言っても、007(ダブルオーセブン)と言っても、こないだ今の大学生にはほとんど通じなかった。 初代ボンドが映画になったのが1962年。 ぼくが小学校1年のとき。 初めてボンドを知ったのが、1965年のサンダーボール作戦だった。 小学校の3年。この頃は週間少年マガジンとかに特集で出ていた。 初めて映画館で見たのが、「ダイヤモンドは永遠に」だったと思う。 ショーン・コネリーが久しぶりに復帰した映画。 スパイ映画にとって、ベルリンの壁が崩れたことは大きな痛手だったと思う。 それもあって、最近はあまり作られなくなったのだろう。 昨日のピアーズ・ブロズナンの映画も97年の制作。 中国のエージェントがボンドと一緒に活躍する。 こんな設定はベルリンの壁崩壊以前はあり得なかった。 そんな状態で、最近は3年に1作くらいの感覚で作られている。 世界が平和になり、国と国との戦争がなくなった(地域紛争は続いているが)から、こういう状態になったのだろう。 スパイという仕事は今でもあるのだろうが、どちらかというとハッカーが担っているようだ。 サイバーの世界で活動したほうが、効率がいい。 そんな時代になった。 今の若い人たちは「スパイ」という言葉に、憧れとか、かっこいいとか、そんな気持ちはひっついていない。 会社の先輩は、007は男のロマンと言っていた。 時代の流れだろう。 |
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