![]() |
2018.05.26 Saturday
GDPR
最近のSNSの利用規約はどんどん長くなっている。
IDを取る時に小さな窓で「同意する」をクリックしないと進めない。 他にもそんなものがよくある。 こないだワールドニュースでフランスのニュースを見ていたら、GDPR「EU一般データ保護規則」というのをやっていた。 英語では、General Data Protection Regulationという。 最近ネット上でよく出てくると思っていたら、この5月25日からこのGDPRが適用されることになったからだ。 個人情報を扱う会社に適用されて、高額な罰金も課される。 GDPRのページによると、 ・忘れられる権利 データ主体は、データの削除を企業に求めることができます。この場合、オリジナルデータはもちろん、バックアップデータなども全て削除する必要があります。 ・データの処理を制限する権利 データの正確性に疑問がある場合や、データの処理への異議がなされた場合、適応されます。この場合、企業はすべての処理を停止する必要があります。処理には、データの転送や保管、削除、加工などが含まれます。また、データ主体からの要請があった場合は、データを保持する必要もあります。 ・アクセス権(読み取り可能なデータのコピーを要請する権利 データ主体は、データへのアクセスや訂正、データのコピー取得を行う権利を保証されています。企業は、一般的な機器で読み取れるようなフォーマットでデータを提供する必要があります。 ということらしい。 たとえ合意していたとしても、データー主体(個人)から要請があったら企業は対応しないといけない、ということになる。 それに絡んで、ニュースではフェイスブックの利用規約を印刷していたが、印刷するとA4で154ページにもなり、専門家でないととても読めたものではないということだ。 日本語にすると、もっと短くなるとは思うが、読めたものではないことに変わりはない。 ニュースによると、これらの規約も素人でも読みやすく、わかるものにすることが必要になるということだった。 たしかにSNSに限らず、いろんな無料のサービスに加入しようとすると、規約のページが出てきて、同意しないと使えない。 それ自体は、使う限りは仕方ないことなのだが、いつも「同意する」をクリックする時に不安になる。 ちゃんと読んでないからだ。 でもまあ、みんなが利用しているからいいか、ということでやっている。 実際には個人情報は利用されて、自分の好みのニュースが配信されたり、好みの製品の宣伝が来たりする。 そのあたりも流行りのAIを使ってやっているのだろう。 それが政治的スタンスに利用されたのが、フェイスブックの騒動。 そのせいもあってか、EUが規制を今回強化している。 日本もおっつけそういうことになるのだろうか。 無料で利用したいとは思うが、個人情報は渡したくないというのは、無理な取引だろう。 そこらのさじ加減が難しい。 でも、この際強化したほうがいいと思う。 |
![]() |