![]() |
2018.05.22 Tuesday
ネットの毒
インターネット上にはたくさんの毒がある。
自由でアナーキーなネットの特性でもある。 それをどうしていくのか、というのが今のSNSのテーマだろう。 しょっちゅう、SNSなどで炎上が起こっている。 それ自体は意味があることなんだろうが、それがまた反対の炎上を呼んだりする。 そして、人々の憎しみを助長する。 それがネットの避けられない運命のように見える。 ネットが生活の中心になっている人たちにとっては、それは大問題である。 匿名性も手伝って、過激な発言になったり、過度に敏感になってさらに別の問題を引き起こしたりする。 だから、炎上も増えてくる。 最後は必然的に罵り合いになったりする。 そして、過度な謝罪で幕を閉じる。 本当に反省したのではなく、そうしないと収まらないからやっているんだろう。 炎上を面白がっている人たちは多い。 一歩引いて、外から眺めるぶんには、面白い部分もある。 芸能人のブログなどの炎上はその類だろう。 どうしてそんな事に必死になるのか、ということだ。 ある意味、健全だとも言える。 そういう人たちがどれくらいいるのかはわからないが…。 ちょっと思想や政治が絡むと、ややこしい。 匿名性は憎悪を拡大する。 実際に渦中にある人同士は、実名でやっておられるのだから、徹底的にやられればいいと思う。 しかし、その周りにいる人の多くは匿名で、それを拡散したり、増長したりする。 何万人もフォロアーがいる人が、ひとことコメントすれば、それは瞬間的に何万人に伝わる。 伝わったフォロアーの何割かが匿名でフォローしたりする。 それを炎上というのだが、あまり度が過ぎると見ていて気分が悪くなる。 やっている人たちは、正義感でやっているのだろう。 だから、余計にシンドイ。 ぼくらは、そんな生活を望んだはずではなかった。 しょっちゅう人と人がいがみ合う姿を見ることが、ネットの目的ではなかったはず。 今までなら知らないうちに、生活できていた。 でも、今ネットをやっていれば、必然的にそれを目にしてしまう。 若い人たちは、SNSに親しんで育ってきた。 それがどんな影響を及ぼすか、わからない。 でも、若い頃から世界の見にくい部分を見なくてもいいと思う。 インフラとなったネットの毒の部分だ。 若い頃くらい、世の中は素晴らしいところだと思ってほしい。 このマイナスは大きいと思うのだが…。 |
![]() |