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2018.05.09 Wednesday
スマートガン
スマートガンというのは、持ち主を登録しておいて、その人以外は撃つことができないという銃。
これはアメリカの銃規制で出てきたもの。 今の技術なら、わりと簡単に実現できそうだ。 だいたい、銃の問題は持ち主以外が発砲することが多いということで、こういうのが言われているんだろう。 少なくとも、売る時に認証した人でないと使えないということになると、だいぶ犯罪は減りそうだ。 警察への導入は、それでも進んでいないそうだ。 99%の信頼性では、アブナイという。 1%でも、撃つべき時に弾が出なかったら危険だからだ。 技術的には指紋で認証するとか、網膜で認証するとかいろんな方法がある。 GPSをつけて、どこで発砲したかがわかるようにするとか、銃によっては学校や空港で発砲できないようにすることも理論的には可能らしい。 これはいい考えだと思うが、それでも全米ライフル協会は反対している。 90年代にスミス&ウエッソンはスマートガンの開発をしていたが、銃規制に反対する人たちがボイコットの運動をして、廃業寸前にまで追い込まれたらしい。 アメリカ人の銃好きは国民性なんだろうか。 それとも、移民国家だからだろうか。 最近は西部劇を見ないが、昔はよくやっていた。 もちろん、カウボーイが出てくるのだが、みんな銃を持っている。 ちょうど侍が刀を持っているのと同じだ。 日本なんて、少し紆余曲折はあったが、明治の廃刀令でみんな刀は持たなくなったから、平和なものだ。 それでも、昭和のヤクザ映画では、健さんが雪の中番傘で、刀を持って一人で殴り込みというシーンはあった。 まあ、映画だからなあ。 あと何十年かしたら、そういう人たちも減って、銃に対する意識も変わっていくのかもしれない。 アメリカの高校生の意識はだいぶ変わっていると聞く。 しかし、まだまだそうはいかないように思う。 |
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