考えたこと2

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AIと仕事
以前、イギリスのオックスフォード大学の研究結果を見て、「なくなる職業」という記事を書いた。
彼らの研究によると、AIの発達によって、たくさんの職業がなくなるという結果だった。
しかし、それは誤りだという記事が出た。

実際にはAIが発達して置き換わるのは、職業ではなく「タスク」だという。
そのタスクの周辺に人間がやるべき仕事は残るから、完全にはなくならない、というのがその内容。
オックスフォードの論文が出てから4年間で、ほとんど否定されているという。

結論を見れば、まあそうだろうなあとも思う。
仕事の全部がAIで代替えされるわけではない。
その一部分のタスクだろう。
でも、それによって、人の仕事は少なくなり、何人かでやっていた仕事が1人でできるようになるかもしれない。

それを修正したレポートがOECDから出ている。
それによると、タスクの50%以上が自動化する職業は、OECD21カ国平均で35%とのこと。
そこでは、自動化の手段としてのコンピュータやデジタルそのものに対する訓練が必要だと言っている。

つまり、コンピューターの知識がないと、働けないということだ。
それは今でも同じこと。
昔はソロバンと電卓でやっていた経理の計算などは、今はコンピューターになった。
計算自体をする人は要らない。
しかし、それらのソフトを操って、必要に応じて管理会計上の数字を出す人は必要になる。
ある程度は出た数字の後からの加工も必要だろう。

でも、パソコン化される前は10人以上いた事務の人は、ほとんどいなくなった。
いる人は会計ソフトを使える人だ。

これからは、機械学習によって、人間が目で見てやっていた仕事などもコンピューターが判断できるようになる。
そうなると、目視検査などの仕事は、大幅に機械化できるだろう。
しかし、人員はゼロにはならない。
それらの機械学習の精度を上げるためにメンテナンスをする人や、そのAIをさらに賢くしていく人もいるだろう。
そういう意味では仕事はAIで自動化されて減っても、人はゼロにはならないと思う。

大事なのは、OECDのレポートにあるように、コンピューターに対する訓練が必要、ということだ。

世の中では、定年が70歳になるとか、人生100年時代などと言われている。
それをまともに機能させるためには、再教育の仕組みが必要だし、今の教育課程も変えていく必要がある。

でも、今の学校を見ていると、絶望的に遅れている。
AIの進歩に教育が追いつかないのだ。

早くなんとかしないと…。

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