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2018.04.13 Friday
不登校
引きこもりは、不登校がきっかけでなることが多いらしい。
現在45歳で、20年以上自室にひきこもっている人がいる。 1989年から引きこもりが始まった。高校3年の夏休み明けからとのこと。 途中、ちょっとマシになり、大学は卒業した。 でも、就職はせず、今はずっと引きこもっている。 こういう記事が時々出るが、事態は深刻だと思う。 引きこもりという言葉が出始めたのが、90年代後半。 2000年代初頭あたりから言葉として定着し始めた。 一方、不登校は70年代後半から出始め、90年代に言葉として定着している。 90年代に不登校になった人たちが成人して、2000年代に引きこもりになり始めたということかもしれない。 不登校の人数の記録は、91年から取られていて、その時が6万7千人ほど。 2016年には13万4千人ほどだから、ほとんど倍になっている。 しかも、その間に子どもの数は減っているのだから、比率でいったらもっと増えている。 したがって、これからも引きこもりが増える可能性は高いということだ。 これから、はたらく人が減っていくのに、どうするのだろう。 親に愛されていないとか、コミュニティの力とかいうけれど、こと不登校については学校の問題も大きいと思う。 もともと、学校に行きたくないという気持ちになることはある。 そんなことはアタリマエだ。 ぼくらの学生時代もそうだった。 その気持はあっても、仕方ないと思えるか、思えないかだろう。 それがどんどん思えない方に行っている。 だいぶ前から学校にカウンセラーを配置しているが、その人たちは不登校を解決する方策を考えていないんだろうか。 カウンセラーでは役に立たないから、今はソーシャルワーカーを配置したらしいが…。 どうしたら、不登校を減らすことができるのか。 いまだに有効な手は打てていないのだろうか。 ぼくは、学校を特別なところではなく、普通の所にするべきだと思う。 そのためには、何度も書いているが、企業出身の事務を入れることだ。 今は学校が普通のところではないから、企業出身者が先生になってもすぐに辞めてしまう。 だから、まず事務職を作ることだろう。 その上で、中途で先生になる道を広げることだと思う。 併せて、教員養成課程を変えること。 少しいじるのではなく、大きく変えることが必要だ。 今の文科省には、任せておけないと思うのだが…。 |
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