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2018.04.07 Saturday
アマゾン・ゴー
シアトルに「アマゾン・ゴー」というコンビニがある。
アマゾンの直営店。 棚から商品を取って、持って出ていいという店だ。 入る時に、アマゾン・ゴーのアプリをスマホに入れて、かざして入る。 アプリの設定で、口座を登録しており、そこから買い物のお金は落ちる。 天井にカメラやセンサーがあるとのこと。 日本のコンビニと同じくらいの面積。 詳しくはこの記事で見ることができる。 入店を許可されれば、あとは棚から消費を取って出るだけ、という仕組み。 出てからアプリでチェックすると、買った商品がチェックできる。 間違っていたら、払い戻しを請求できる。 万引きもできないし、どの商品がどれだけ減ったかもわかるから、人間のやることは少ない。 棚に商品を置くくらいだろう。 日本のコンビニも同じような実験を行っているらしいが、最先端のアマゾン・ゴーはここまで来ている。 買い物をしたら、レジに行く、というアタリマエのことがなくなるのは大きい。 入店の時にアプリをかざして、買い物をして勝手に出る、という形式。 これに慣れたら、レジには戻れないかもしれない。 最近よく夕方のスーパーで買い物をするが、ちょうど混み合う時間で、レジに並ぶのが大変だ。 大変といっても、2〜3分のことなのだが…。 しかし、この仕組みは決済も含まれているので、個人情報はダダ漏れだ。 誰が、いつ、どこで、どんな商品を、どれだけ買ったかということが、全部アマゾンに知られる。 便利さの犠牲になるのは、個人情報なのか…。 今でも便利さにかまけて、グーグルやアマゾンのサービスを受けている。 その最終形が、このアマゾン・ゴーなのかもしれない。 昔のように、手打ちで値段を入れるようなレジだったら、もっと列は長かったはず。 それを思うと、バーコードを読ませるだけのレジは大きな進歩だった。 同時にレジをベテランからアルバイトでもできる仕事にして、人件費も下げた。 それはトータルで見たら、みんなが安く物を買えることになった、ということだ。 今度もそういう変化が起こるのだろう。 でも、それを享受するためには、自分が何を買ったかという情報を取られると思ったら、ちょっと迷う。 自分が買った商品のデーターに基づいて、ネットのアマゾンで商品を勧められると思ったら、居心地がよくない気分になる。 ぼくらはもういいが、今の若い人たちはどうなっていくんだろう。 |
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