考えたこと2

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引っ越し
昨日は次男の下宿の引っ越しの準備に行ってきた。

長男のときは、結構古い物件だったので、掃除をしても仕方ないという部分もあったが、次男はちょっと遠いところで新築だったので、掃除のし甲斐があった。
5年ほど過ごした割にはきれいだったと思う。

自分の下宿の引っ越しの時のことは、何度か書いた。
ぼくは大学でほとんど勉強もせず、下宿で遊んでばかりいた。
さすがに4回生になって、これ以上はこんな生活は続けられないと思い、就職した。
最後に、4年間入り浸っていた無人の落研の部室に行って、帰るときの青い空は忘れられない。

子供らの下宿生活は楽しかったのだろうか。
ぼくは、大学の下宿生活が人生で一番楽しかった。
その後の人生を生きていく糧になる時間だったと思う。
そういう時間を過ごしたから、これから働いていこうと思えるのだ。

こないだ大学の同級生と話したとき、自分の子供達は親が知らない間に勝手に決めて進んでいくのだが、よく考えたら自分もそうやってきたなあ、ということになった。
確かに、自分の就職の時を考えてみると、とりあえず目の前のことで精一杯という感じだったか。
新入社員は全員寮に入ったから、下宿を一旦引っ越しして、バッグ一つ持って寮に入った覚えがある。
ぼくの場合は実家が近かったから、当座のものだけ持っていった。

4月に入って、ずっと研修。入った年の年末まで研修のプログラムだったから、長い研修に父はビックリしていた。
販売実習に始まり、技術サービス、生産技術、工場の実習を経て、最後は雪国の営業所で2ヶ月。
考えたら、贅沢な研修だったと思う。
今はもっと短縮しているだろう。
1979年。思えば、これから日本がJapan as No.1になり始める時期。
いい時代だったと思う。
まことに申し訳ないが、そのいい時代を無駄に過ごし、子供らの世代に引き継げなかったのは、慚愧に堪えない。

子育ての30年ほどを振り返ると、自分は決していい親ではなかったと思う。
特に子供らが小さいときは、ほとんど仕事にかまけて、家族のことはあまり考えなかった。
それでも、子供らは大きくなって、ぼくと同じようにギターを弾き、コンピューター好きになった。
家内に感謝。ありがたいことだ。

彼らの人生はぼくらとは違って、低成長の時代になると思う。
それでも、それなりに楽しみを見つけ、やりがいを得て、いい人生を送ってほしい。
そのことを願うのみだ。

これからのぼくらは、だんだんと彼らから教えてもらうことが増えてくる。
いつまでも子供ではない。
負うた子に教えられる、ということだ。

そういう年になってきた。

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