考えたこと2

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音楽業界の変化
Forbesが2018年に起こるであろう音楽業界へのインパクトをまとめている。
主にアメリカのことだろうが、日本も影響を受けるだろう。
全部で7つの変化を挙げている。

1.ストリーミングの大手、スポティファイが上場する
2.アマゾンが勢力拡大
3.グーグルが本格的に参入
4.各社ともに音質アップ

これらは要するに、音楽を所有する時代が終わり、聴きたいときに聴く、という時代になっていく、ということだろう。
インターネットというインフラが普及して、こういう時代が来たということだ。
日本はアメリカに比べると、ストリーミングが普及していないが、これも時間の問題だろうなあ。

5.ネット中立性の欠如が、オンライン消費を変える
アメリカでは「ネットワーク中立性に関する規制」というのがあった。
これは、ネット業者がすべてのインターネットコンテンツを平等に扱うこと、という意味で、あるコンテンツの通信速度を上げたりするのは違反になる。
それを撤廃することが決まったという話。
強くなった共和党が賛成しているらしい。
これによって、ネットワークを運営している会社は、自社のサービス・コンテンツを優先したりすることが可能になる。
他社のコンテンツをブロックすることさえ可能になる、というから、穏やかではない。
今は中立性に支えられて、ネットワークを使ってる業者は、場合によっては不利益を被るということだ。
それによって、ストリーミング業界も変化することになる。

6.メジャーなレーベルから中堅アーティストが消える
これだけストリーミングが大きくなり、従来のCDのセールスが落ちてくると、アーティストにとって、メジャーレーベルに所属するメリットが減少する。
インディーズが台頭してくるということになる。
中堅のアーティストたちは、メジャーレーベルとは契約しなくなるということだ。
ここでも、ネットの影響でテレビやラジオや印刷媒体でのマーケティングの効果が薄れてくる。
一般的な広告業界と同じことだ。
インターネットがすべてを変えていく。

7.アナログレコードの売上は横ばいに
横ばい、というのはこの状況なら「よい」ということだろう。
将来的には減ると予想されているが…。

インターネットというインフラが、音楽業界を変えていく。
その動きは止まらないということだ。
こないだのギブソンの不調の話といい、この変化の話といい、どんどん音楽の価値が下がっているような気がする。
それだけ、音楽が身近になったということだろう。

それは、いいことでもあり、悪いことでもあると思う。


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