考えたこと2

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Ruby開発者の言葉
Rubyという日本発のプログラミング言語がある。
他の言語と同じようにフリーで作られ、Rubyのコミュニティで改良されているのだが、それを作ったのが、まつもとひろゆき氏。
今年が生誕25周年にあたり、世界中からまつもと氏にお祝いが届いているという。

彼が、2020年から日本の小学校でプログラミングの必修化が始まることに関して、インタビューに答えてこう言っている。

「正直、私は学校教育にプログラミングは向かないと思っています。問題としては、幼い頃からプログラミングに触れてきた子とそうでない子がいるため成績がつけにくいことと、短期的にはプログラミングの楽しさを教える先生がいそうにないことが挙げられます。

プログラミングを長く続けている人の多くは、プログラミングが楽しいから続けています。なので、必修化するのであれば、「プログラミング教育」ではなく、「楽しさ」を教える「プログラミング体験」であってほしいです。

教育によって、プログラミングが嫌いな子を増やすより、体験によってプログラミングに興味を持った子を発掘し、別途、部活、少年団、地域コミュニティなどで、そういった子が伸びる環境を用意するほうが有意義ですよね。」

ということ。

彼が危惧している一つは先生の不足だ。
ただでさえIT化が遅れている学校で、本当にプログラミングの楽しさを知っている先生がいるのか、というとムリだろう。
そういうことを周りが理解することすら難しいと思う。

自分でITを利用し、便利さを理解している人でなければITの良さを伝えることもできないし、ましてやプログラミングの楽しさなど伝えられない。

まさに、彼が体験から話していることは真実だろう。
前にも書いたが、教育課程を変える時には、先立って教職課程を変えなければダメだろう。
教える人を育てなければ、教えられないというのはアタリマエ。
ゆとり教育の時からそういう失敗をしているのに、文科省や教育学者はそこから学ばない。

教育によって、プログラミングが嫌いな子を増やすことがないように。

こういう人の声を文科省は聞くべきだ。


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