考えたこと2

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一万人の第九 12回目練習
昨日は最終日。8月から12回の練習の最後を飾った。
へっぽこテナーのパートはやっぱりへっぽこだったが、さすがに最後になるほど良くなったと思う。
声も出るようになったし、何となく結束感もできたような気がする。

最後の練習は、いつもの発声練習と終わりの方のコーラスの確認、そして通しの練習だった。
コダマ先生はいつもソプラノとテナーが高い音が出てないことを気にしていた。
だから、こうやれば音は出るということを伝えたかったんだと思う。

喉で出そうとして無理をするから声が出ない。
喉を楽に開いて、頭の上で音を考え、力を入れて息を出すのではなく鼻の位置にある息で話すように歌うと声も響くし、音は出るということだ。
実際、発声練習で結果的に3オクターブの音域をやった。
高い方も低い方も、しんどかったが、何となく声楽ではこうやって声を出しているんだろうなあ、という感じはわかった。

尾てい骨からお尻の方に力を入れて息を吐く。
吐くと同時に、肩甲骨を開いて胸を狭める。
身体が前のめりになる感じだ。
ただし、目線は変えず、喉から声をだすのではなく、鼻の位置に溜まっている息で歌う。
息を勢い良く吐き出すのではなく、ため息の感じで吐く。
音程は頭の上の方で考える。
そうすれば、無理なく声が出せる、ということを教えたかったのだと思う。
西宮のクラスで習って、よかったと思った。

テナーは人数も少なく、ベテランもあまり見当たらず、自信を持って歌っていなかった。
「臆病者め」と言われた回数は一番多かったと思う。
その次はソプラノだった。
前回あたりから、諦めもあってあまり言わなくなったんだろうと思うが、メンバーがそれに奮起して家での自習を少しは頑張ったんだろう。

最後に通しで歌って、ちょうど8時57分。
いい感じで締めくくれた。

コダマ先生のいいところは、素人だからといって、諦めた指導をしなかったことだと思う。
声楽とはどういうものか、というエッセンスを伝えてくれた。
最後の練習でも、発声練習をみっちりやる教室だった。
その熱心さがこの教室をまとめたんだと思う。


終わって帰る時に、今まで話したこともなかった隣の人と目が合うと「本番もよろしくお願いします」と言った。
「こちらこそ、よろしくお願いします」と返事した。

こういうのが、「1万人の第九」の良さなんだろう。

今年のもう1曲は、ジョン・レノンの「Happy Christmas」。
そのコーラスも2回ほど練習した。
原曲では、たしか子どもが歌っているところを1万人がコーラスする。

来週の土曜日は佐渡裕の練習。
1000人近い人が来るんだろう。
どうやって、それをまとめて練習するのか、楽しみだ。

その次は12月2日のリハーサルと3日の本番。

去年1万人の第九に参加した人が言っていたが、終わったときには感激するとのこと。
そんなことないだろう、と思っていたが、たしかにそうかもしれない、と思った。

でも、それはなってみないとわからない。

そう思っていたら、ファイスブックにコダマ先生のメッセージが出ていた。

『音符の音を一つ一つ一所懸命歌うと直ぐに力みが生まれます。音符に向かわず、たっぷり音楽(息)を取り入れて、音楽を感じ、身をゆだねましょう。』

コダマ先生に感謝。


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