考えたこと2

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ギターのコード
ギターという楽器は、まずコードを覚える人が多いと思う。
音楽の3要素はメロディー、リズム、ハーモニーだが、そのハーモニーを表すのが、ギターのコード。
伴奏楽器としてのギターという側面だ。
メロディーは自分で歌うから、リズムに合わせてコードを弾くことで、3つの要素がそろう。

親がクラシックをやっていたから、ぼくはメロディーから入った。
ガットギターで「白い色は恋人の色」のメロディーを単音で弾いたのが、ギターを触った最初だった。
うちの両親には、コードという概念はなかったと思う。
カルカッシというクラシックギターの練習曲集を弾いていた。

ギターを始めたのは、1970年。もう47年前だ。
そのころ、友達からフォークソングのエアチェックのカセットをもらった。(注:エアチェックというのは、ラジオ番組の曲を録音すること)
中には岡林信康や高石ともや、遠藤賢二などが入っていた。
いっちょうまえに、新譜ジャーナルなどという雑誌を買ったりして、ドナドナをアルペジオで弾いたりした。

高校に入って、モーリスのフォークギターを買ってもらった。
ナイロン弦からスチール弦に変わり、弦をおさえるのに力が必要になった。
そのころにガロを知り、レコードを聴いてマーチンのD-45というのはいい音がするなあと思った。
あとでガロの楽譜を見たら、それは解放弦を多用した弾き方で、そのせいでいい音に聴こえていたことがわかった。
「一人でゆくさ」という曲。あのコーラスも印象的だった。
当時男性3人組のグループで、3声でコーラスをしているグループは珍しかった。
メロディーと上下3度、5度という近い音のハーモニーで、印象的な音だったなあ。

この曲を知って、ギターのコードの面白さを知ったような気がする。
一応、歌本にコードは書いてあったが、その通り弾くと全く感じが出ない。
よくポップスで使われる順次進行E−F#m7−G#m7−F#m7−Eというやつだ。
これを1,2,6弦を解放のままで弾く。
初めてこれがわかったときは、本当に感激して何度も弾いた。

その時はもうビートルズを聞いていて、ジョンとポールのコーラスが好きだった。
それまで聞いていたポップスはどちらかというと3コードだったが、ビートルズはジャズのツー・ファイブというコード展開をよく使った。
キャロル・キングもそうだった。
そのコードの取り回しがとてもきれいで、そういうのを弾いていた。

もちろん、速弾きのソロもかっこよかったし、そういうのに憧れもしたけれど、ぼくはどちらかというとハーモニーが好きだ。
どこで、どんなコードを弾くのか、ということに興味がある。
下手の横好きでジャズギターを習っているが、あまりいい生徒ではない。
そんなに練習もしていかないし、課題もいい加減だ。
先生も、まあ、それでいいと思っている(と思う)。

ぼくは曲の中で、「ハッ」とするようなコードが弾きたい。
ほとんどの曲は、予定調和的にコードがついている。
でも、そのコードがなったとたん、寝ている人も目が覚めるというか、「ほー、こんな曲やったんや」というようなコードが弾きたいのだ。

最近はレッスンに行っても、もっぱらコードの話が多い。

いつか縦横無尽に、ハッとするコードが弾けるようになるだろうか…。

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