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2017.10.17 Tuesday
レジロボ
最近、セルフレジができたりしているが、コンビニでも人手不足からか、レジの無人化を検討している。
実験しているのは、守口のローソンパナソニック店。 品物にICタグという、無線で識別できるものを付けておいて、何を買ったか自動でわかるようにする。 ICタグの大きさが2センチ×7センチ。 以前会社にいたときに、ICタグについて検討したことがあるが、その時は数ミリの製品に組み込むタイプのものだった。 もう10年以上前だ。 もともとは米軍の機材の発送に使われたみたいだが、それがいろんな所で使われるようになった。 読取機から出される電波に反応して、個体の識別番号というようなものを発信する。 それを読み取ることで、在庫管理とか、受け入れ管理、メンテナンス等に使えるというものだ。 既に図書館などいろんな所で使われている。 検討中の店では、レジロボットが商品を読み取り、計算し、袋詰まで行ってくれる。 これで店員の仕事を1割減らして、お客さんが会計時間を減らせるとのこと。 ICタグのコストが1枚10円程度らしく、まだまだ採算は合わない。 でも、経産省は2025年までにコンビニでICタグを利用できるようにする、と発表したらしい。 10年以上前から同じことを言っているような気がするが、ようやく今頃になって活用できてきた。 この10年ほどでレジはだいぶ変わるだろう。 コンビニだけではなく、スーパーのレジも変わっていく。 スーパーができた頃はレジ係というとベテランの人がやっていた。 ブラインドタッチでテンキーを打てる人だ。 商品を見て、値段をテンキーで打ち込む。 それがバーコードができて、アルバイトの仕事になった。 語弊はあるが、誰でもできる仕事に近づいたということだ。 そして、ついに無人になる。 機械が商品の値段を見て、合計し袋に入れるところまでやる。 そういう形で人がやる仕事が減っていく。 ちょうど80年代以降、工場で起こったことがサービス業で起こる。 これからの時代はそういう時代になっていくのか。 |
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