考えたこと2

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士業とは
大学に勤めているときに、士業(しぎょう)という言葉を知った。
士業をもっと変えていきたいという人が、資格関係の試験の売り込みに来て、自分が書いた本を置いて帰ったからだ。

士業とは、「士」のつく商売。
法律関係なら弁護士、司法書士、役所への届け出代行では弁理士、行政書士、社会保険労務士など。
税金、会計関係なら公認会計士、税理士、不動産関係なら宅地建物取引士、不動産鑑定士あたり。
医療、福祉系も多い。社会福祉士や介護福祉士、理学療法士など。
厚労省の管轄は特に多い。仕事の質を担保するという意味合いだろう。

実際、資格を取れば食える、というのは一握り。
ただ、法令でその仕事をやるのなら一定数資格保持者を置かないといけなかったり、その資格をもっていないと扱えなかったりするから、成り立っている士業もある。
そういう意味では厚労省の既得権は大きい。

したがって、法令などで決まっているから、仕方なく取るという資格もあれば、本当にその能力を持っているか、というコンプライアンスのために取るものもある。
会社にいるとき、工務関係の同期がその類の試験講座を受けに行かされて、難儀していたのは事実。
まあ、ほっておけばいい加減なやつが仕事をしたりするから、それを防止する意味もある。
そういうぼくも、キャリアコンサルタントという資格を持っている。

各々の資格がどれだけ必要かというのは、議論すべきだろう。
資格というのは陳腐化していくものだからだ。
古くなると、あまり意味がないと思う。

役所への届け出代行という仕事は、食える資格になる。
一番大きいのは税理士だろう。
なかなか忙しくて、税金の申告をやってられない人は、税理士事務所に依頼する。
でも、届け出をする側が手間を厭わなければ、不必要なものではある。
法律で、税金を納めるには税理士を通さないといけない、とは書いてないからだ。

行政書士も同じこと。
何らかの役所への届け出の時に、面倒だから手配をお願いする。
自分でやろうと思えばできるし、これも法律には書いてない。

この手の「役所の届け出は面倒」というのが、コンピューターやAIによって変わるところだろう。
法務関係などは一番危ない。
知ってるか、知らないか、という世界だからだ。
サイトに何かを入力すれば、判断してくれるようなものが出てくるだろう。
そうすれば、面倒ではなくなる。

税金なども、クラウドで明細を入力すれば申告を行ってくれるようなサイトができる。
節税の指導もAIならできそうだ。

ぼちぼち、日本の士業も見直さないといけない時期かもしれないなあ。



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