考えたこと2

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民族の時代
イラクの北部でクルド人が独立運動をしている。
たぶん、住民投票では賛成多数になるだろうが、イラク政府は反対している。
民族紛争になるかもしれないという。

クルド人はイラクの人口の2割を占めるらしい。
言語や文化が違う。
報道によると「国家なき最大の民族」とのこと。

日本のように、長らく宗教や民族の違いで殺し合いをしてきていない国にいると、世界ではそんなことが起こっているという事に改めてビックリする。
イスラムの人々というと、みんな同じイスラム教だと思っていたら間違いだ。

インドネシアに出張で行ったときに、現地の人が自分たちは緩いイスラム教徒だ、と言っていた。
その言葉は、もっと厳しいイスラム教があるということを表している。
そういえば昨日サウジアラビアで、女性の運転が許可されたというニュースがあったのを思い出した。
サウジも原油安で、石油の儲けが少なくなって、女性の働き手を増やそうとしている。
世界はどんどん動いている。

ヨーロッパでもイギリスでのスコットランドの独立運動以来、世界のいろんなところで独立したいという動きが盛んになってきた。
今朝のBSワールドニュースでの各国のニュースは、カタルーニャ地方の独立の住民投票のことだった。
ここもカタルーニャ民族が住んでいるらしく、民族独立運動の類だ。
住民投票を強行した地元政府と、阻止したかったスペイン政府の戦い。
EUという大きな器ができてしまったから、国の単位は民族の単位になろうとしているのだろうか。

そういえば、カナダのケベック州も一時独立の動きがあったはず。
今はどうなったかは知らないが…。

新しいところでは、カリフォルニア州にも独立の動きがあるという。
でも、これはトランプ大統領に反対してのことだ。
アメリカ西部は移民が多く、Calexit(キャルエグジット)という言葉もできている。
トランプ政権が8年続くと、カリフォルニアは本当に独立するかもしれないなあ。

21世紀は民族紛争の時代になるということを以前聞いた。
2001年にアメリカで「9.11」のテロが起こったのは象徴的だ。

地上波のワイドショーという「情報番組」の情報とBSワールドニュースの情報には、すごい溝ができている。
日本のニュースがガラパゴス化しているのだ。

日本は世界有数の大国になって(今はだいぶランクを落としているが)、自分のことしか考えなくなったように見える。
70年続いた平和が、それを生んだのかもしれない。
憲法第9条と、アメリカの核の傘と、どちらが日本の平和に貢献したのだろうか。
ぼくらは学校で憲法第9条のおかげだというようなことを習ったが、本当にそうなんだろうか。

世界に目を向けて、世界の情勢を分析することで、日本の輸出企業は生きてきた。
今でもグローバルに活動している企業はそうだろう。

G(グローバル)とL(ローカル)の溝がどんどん大きくなっている。
Gの人たちは、Lの人たちを見て、どう思っているんだろうか。

Lのマスコミが多すぎるのではないか…。




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