考えたこと2

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エビデンス
日本はデーターを軽視して、第二次大戦に負けた。「精神論」というやつだ。
一方、アメリカはデーターを重視して勝った。
戦術を分析し、暗号を解読し、ロジスティクスを重視し、科学の力で勝ったと言ってもいい。

その反省ができていないのだろう。
医療費がどれだけかかるか、ということがアメリカで調査されていて、その原因のもっとも大きなものは、「高度技術の開発」だという。
抗がん剤の「オプジーボ」もそうだし、手術用のロボットなどもそれにあたる。
開発費を取り返そうと思えば、高額にならざるを得ない。

日本の場合は高齢化が大きな要因だと言われているが、そういうエビデンス(科学的根拠)に基づいて議論する、という風土がない。
みんな「感じ」で発言する。
それが時には世論をミスリードする。

教育だってそうだ。
今の学力がどんな状況にあるのか、それを改善する方法にどんなものがあるのか、その効果はどの程度かなど、実際にやってみて、そのエビデンスをもとに議論するのがアメリカ流。
みんながみんなそうだとは言わないが、肝心なところでは科学的根拠が重視される。
特に国がお金を使ってやるとなると、そういう調査をしないと納得されない。

厚労省も、文科省も、アメリカにそういう結果があるのに、日本でエビデンスを調査しない。
そこに役所の既得権や、天下りのルートがあるからだ。
実際、そういうところを規制緩和しないと、いつまでたってもよくならない。
学者たちだって、同じ穴のムジナだろう。
ごく少数の学者しか声を大にして言わない。

その風土が敗戦を生んだのに、ちっとも反省されていない。

なんでだろう…。


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