![]() |
2017.09.28 Thursday
クリミナル・マインドの格言
クリミナル・マインドという海外ドラマ。
WOWOWでシーズン12まで放映されている。 何度か書いたが、FBIで犯人のプロファイリングをやっているチームの話。 全米を専用ジェットで飛び回って、シリアル・キラー(連続殺人犯)を逮捕する。 シリアル・キラーは変質者が多いから、犯行からその特徴を推定し、年齢や性別、職業、性格や生育歴などを特定して捜査をする。 ドラマだから当たり前だが、プロファイリングの専門家はスゴイなあと感心する。 このドラマ、毎回格言で締めくくられる。 こないだの格言は「計画どおりの人生をあきらめる覚悟を持て。この先に待つ人生を生きるために。 ジョーゼフ・キャンベル」というもの。 格言の内容は、ドラマの内容とつながっているようでもあり、つながっていないようでもある。 だいたいシリアル・キラーというのは、人間性が壊れている。 その壊れた原因を推定して、プロファイリングをするのだが、たいがいは不幸な過去。 虐待を受けていたり、親が変だったり、病気だったりする。 重たいドラマだ。 その重たさが見ていて中毒になる。 人間誰しもおかしくなったら、こんな風になるかもしれないと思わされる。 見終わって、そういう感慨にふけっている時に、格言が出てくる。 何となく、格言が腑に落ちてしまう。 そういう効果を狙っているんだろう。 しかし、いい言葉ではないか。 「計画通りの人生をあきらめる覚悟を持て」というのは、四十代くらいの人向けの言葉だと思う。 人生、若い時にたてた計画通りにはいかないぞ、ということだろう。 計画から外れたとき、何とか取り返そうと頑張る。 それでも、どこかであきらめるべき時が来る。 その時が来たら、諦めないといけないということだ。 そうしないと、「この先に待つ人生を生きる」ことができない。 人生のキャリアもそういう風に考えた方がいい。 計画を立てることは大事だが、そのとおりに進むとは限らない。 運や縁も関係している。 多くの場合、自分の思い通りに進むことは少ないからだ。 だから、どこかで計画はあきらめて、前に進む方が正解になることが多い。 ほとんどの人にとって、「あきらめる覚悟」は大事だと思う。 |
![]() |