考えたこと2

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宗教の時代
こないだ、仕事先で話をしていたら、40代の人が68歳で死ぬ予定だと言った。
まだ20年以上あるから、そんなことが言えるんだろう。
でも、ぼくは「それは難しいと思う」と答えた。

平均寿命は80歳を超えているし、医療もどんどん進む。
よほど何かないと、68歳では死ねない。
それはわかっているんだが、もうあまり生きたくないという返事が返ってきた。
もちろん冗談だが、全くそう思っていなければ、そんなことは言わない。

いつ死ぬか、ということは、いつまで生きるかということと同じだ。
あと20年生きたら十分、という思いが今はあるのだろう。

生きていればお金もいる。
年金をもらい、医療費を使い、介護も必要になる時が来る。
何も生産活動をしなくても、生きなければならない。

詳しいことは考えてないとしても、そういう思いがある。
人口ピラミッドが逆三角形になっている。
今の40代の世代は、もう年金のシステムが持たないから、そんなにもらえない。
年金は積立をしているのではなく、今いる高齢者の費用を払っているのだ。

でも、根本的な解決策はない。
政治家はみんな臭いものには蓋をして本当のことを言わない。
役所は今のやり方をできるだけ引っ張ろうとしている。
利権があるから、それを簡単には手放さない。
だから、規制緩和が必要なのだろう。

40代というと、昔で言うと働き盛り。
その人が、あと20年ほどで死にたいと言う。

将来に対する漠然とした不安が、長生きをしたいという気持ちに勝つ。
それに対して、ぼくはいいアドバイスを思いつかない。

クレージーキャッツが「そのうちなんとかなるだろう」と歌えたのは、いい時代だったからだ。

これを救うのは宗教かもしれないなあ。



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