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2017.06.24 Saturday
弱い巨人
今年の読売巨人軍は弱い。
29勝36敗と大きく負け越し、順位は4位だ。 一時は最下位も見えた。 今もトップの広島に11.5ゲームも差をつけられている。 阪神が弱いのには慣れっこだったが、今年はなぜか強い。 金本監督のやり方がいいんだろうか。 よくわからないが、結果論では好調だ。 しかし、昔巨人が弱い時期があった。 長嶋が川上から引き継いだ頃だ。 あのときはだいぶマスコミでも騒がれたと思う。 今も騒いではいるが、あくまでも一部のネットの上で、そんなにテレビやラジオでヤイヤイ言っているわけではない。 世の中の巨人に対する興味が減っている。 野球の人口が減っているのだ。 今や圧倒的にサッカーの方が人気がある。 高齢者のファンはいるが、声が小さくなっている。 だから、巨人が弱くても普通に過ぎていく。 もちろん、高橋監督はシンドイだろうが、70年代の長嶋監督に比べるとだいぶマシだろう。 それこそ、ワイドショーのネタになっていたと思う。 これが野球の今の位置づけだ。 NHKのBSで大リーグの中継をやっているが、そっちの方が面白い。 試合のテンポは速いし、プレーも見ていてすごいと思う。 そういうファンの心理の変化もある。 つまり、日本の野球は、大リーグの下だという意識ができた。 日本で実績を積んだ選手は、大リーグに行く。 今やそれが当然なのだ。 たとえそれが巨人軍だったとしても、そう思うだろう。 そんな風に野球はサッカーに負けて競技人口が減り、ファンの人口も減り、さらにファンの意識も変わってしまった。 ぼくが小学校の頃、グローブとバットを持って原っぱに集まり、巨人の星を見て、野球をした。 もうすぐ、そんな時代があった、という話になる。 ぼくは今でもやっぱり野球の方が面白い。 |
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