考えたこと2

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時短がベア?
どちらも会社用語なので、見てもわからない人はいるかもしれない。

時短とは時間短縮のこと。
今流行の働き方改革、残業を減らす、という目的で、勤務時間を減らすということだ。
ワークライフ・バランスというようなことも言われている。

ベアはおなじみのベースアップのこと。
春闘や秋闘で労働組合と経営者が話し合う。
最近はベアゼロというような言葉も使われて、なかなかベースアップはできない時代が続いた。

でも、今季の春闘では「時短がベア」というような言葉が出てきた。
日経新聞にもそんな言葉が出ている。
3月8日には味の素が一日20分の時短で1万4千円相当のベアになる、という記事もあった。

まあ、理屈はわかる。
ベースアップの代わりに労働時間を減らして、給料は据え置きということだ。
だから、計算では上がるでしょ、と言われたらそうかもしれない。
経団連加盟企業がその状態。

労働組合はどう考えているんだろうか。
計算上は1万4千円も上がって、万々歳だ、と思っているんだろうか。
ワークライフ・バランスの改善にもつながる、ということを会社側は言っている。

いかにもみみっちい。
労働組合は、これをベアと認めてはいけないのではないか。
収入は増えないんだから。
社員のやる気がなくなる、としか思えない。

なんか、タコツボ的な会社の体制が見えるような言い方だ。
「それはベアではないが、ワークライフ・バランスの改善ということで歓迎する」くらいのコメントを出すべきだ。
せめて、その代わりに副業を認めるようにしよう、とか要求はなかったのだろうか。

おまけに、非正規の人たちは時給換算だから給料は減ることになる。
要するにコストカットなのだ。
労働組合は正社員は据え置きで、非正規は給料減になるのだから、まあええやろ、くらいのことを考えているとしか思えない。

今や労働者の4割以上が非正規の時代。
労働組合は正規社員だけを守ろうとしているとしか思えない。
結局は労働貴族なのだ。

困ったことだと思う。

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